シリーズ最高の出足！ 『名探偵コナン』にファンから絶賛の声続々!!【週末映画興行成績】

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『名探偵コナン から紅の恋歌（ラブレター）』公式サイトより。

　4月15日～4月16日分の週末映画興行成績（興行通信社）が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

　今週初登場で1位となったのは、劇場版21作目となる『名探偵コナン から紅の恋歌（ラブレター）』。368スクリーンで公開され、土日2日間で動員98万7,568人、興収約12億8,700万円という絶好のスタートを切った。昨年公開された20周年記念作品『名探偵コナン純黒の悪夢（ナイトメア）』は、最終興収63.3億円というシリーズ最高の記録を達成したのだが、今作はその『純黒の悪夢（ナイトメア）』の動員比106.4％を記録。最終興収の最高記録を塗り替えるのではと期待がかかっている。

『から紅の恋歌』の物語は大阪のテレビ局で爆破事件が発生することからスタート。局では日本の百人一首界をけん引する「皐月会」の会見が行われており、現場はパニックに。さらに同じころ、京都・嵐山では皐月杯の優勝者が殺され、コナンと服部平次が2つの事件のつながりに迫っていくという内容。

　観客からの反響も大きく「Yahoo！ 映画」では4.34点という高得点をマーク（18日現在）。作品を鑑賞した観客に向け行ったアンケートでは満足度が96.1％、「人にすすめる」と答えた人が93.8％にも上る結果となった。ネット上では「平次がめちゃくちゃカッコいいやんけ！」「アクションやって推理して恋愛もしてってバランスがすごい良い！」「これこれ、コナンに求めてたのはこういうミステリー主体の展開！ 完成度高すぎて震えたわ」と絶賛の声が溢れかえっている。評判がずば抜けて良いだけに、ゴールデンウィークではとんでもない数字を叩きだしそうだ。

　コナンに続き初登場2位となったのはこちらもご長寿シリーズ、映画『クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』。劇場版25周年作品となる同作は全国349スクリーンでの公開。オープニング2日間で動員27万9,000人、興収3億3,000万円をあげ、順調な滑り出しとなった。初日にシリーズ累計観客動員数3,000万人を突破し、配給元の東宝は20億円超えも視野に入れている様子。

　宇宙人シリリによって子どもの姿にされたみさえとひろしを元の姿に戻すため、しんのすけを筆頭に野原家が奮闘するという内容の同作。「Yahoo！ 映画」では4.65点という超高得点を記録しており（18日現在）、ネット上には「劇場版ならではの家族愛と夫婦愛に目から心の汗が……」「相変わらずの卑猥でくだらないしんのすけが最高中の最高！」と興奮の声が上がっている。コナンと共にどこまで数字を伸ばしていくか動向が注目される。

　3位は『SING シング』、4位『モアナと伝説の海』、5位『ゴースト・イン・ザ・シェル』と、上位2作品に押し出される形で仲良く2ランクずつダウン。6位には『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』が滑り込んだ。累計興収は公開44日間で41.4億円を突破し、新シリーズとして最高の興収を更新中だ。

　その後7位には『キングコング 髑髏島の巨神』がランクインし、続く8位にはTVアニメ版も放送された『ReLIFE リライフ』が初登場。漫画アプリ「comico」で連載中の同名原作を実写映画化した同作は、中川大志と平祐奈がW主演を務める青春恋愛もので、ティーンから熱い支持を集めている様子。9位には中国とアメリカによる合作アクション『グレートウォール』が初登場でランクイン。10位には『ひるなかの流星』が食い込み、公開4週目で粘りを見せた。

『名探偵コナン』『クレヨンしんちゃん』という大人気アニメの登場に、案の定かき乱された今週のランキング。ゴールデンウィークはこの2大巨頭が映画館を賑わせそうだ。