──新登場のFAガールは、危ない性癖のドS姉妹。プラモも作ればオモチャも買うオタクしげるによる『フレームアームズ・ガール』全話レビューです。*ここまでのレビュー
『フレームアームズ・ガール』(TOKYO MXほか)は、原作が壽屋、デザイナー(FAガール ベースデザイン)が『ストライクウィッチーズ』シリーズや『ガールズ&パンツァー』で大人気の島田フミカネと、『交響詩篇エウレカセブン』や『機動戦士ガンダムOO』で知られる柳瀬敬之。監督はベテランの川口敬一郎と、安定感のあるスタッフによる注目作。
女子高校生、源内あお(げんない・あお/演:日笠陽子)の元に突然届けられた「フレームアームズ・ガール」(以下「FAガール」)と呼ばれる自律型の小型ロボット「轟雷」(ごうらい/演:佳穂成美)たちが、きゃっきゃうふふな日常を送ったりバトルしたりしながら成長していくというお話。第3話はFAガールが学校についてきちゃった的なAパートと、サディスティックで言動のヤバい新FAガールが初登場するBパートの2本です。
■逃げろ! オタクが出たぞ!!
Aパート「学校に行こう」は、タイトル通りあおが学校へ。ところがあおのカバンの中には家を抜け出したバーゼラルドが! 連れ戻そうと学校へ向かう轟雷とスティレット。しかしバーゼラルドには逃げられ、轟雷とスティレットはあおに助けを求める。ところがあおとFAガールたちが会話しているところをあおの友人である寿武希子(ことぶき ぶきこ)に目撃されてしまい、一緒に逃げたバーゼラルドの捕獲に挑むことに。果たしてバーゼラルドを捕まえることはできるのか!
「居候してるキャラが学校についてきちゃった!」というド定番の展開ながら、とにかく今回初登場の武希子氏(あえて氏をつけたい!)の強烈すぎるオタクぶりに持ってかれました。この武希子氏、もともとはコトブキヤ製ホビーツールの宣伝キャラクターなんだけど、あんなテンプレ通りのキモオタだったとは……。1話以来の登場となったコトブキニッパーの特徴も半分くらい記憶に刷り込まれてきて、そんなに切れるのかよ、と思わず一本買ってしまいそう……。
それ以外にも学校についてきたバーゼラルドに「ずっとうちの中にいるのも退屈じゃん?」と理解を示したりなど、あおの人の良さも印象的。バーゼラルドの変わり身に完全にだなされるスティレットのチョロさも安定感すら感じるレベルだ。「一人ではできないことも、みんなと一緒だとできるのですね!」という轟雷の締めのセリフがBパートへの伏線になってる構成もよくできてるなあ。
■協力してドS姉妹を迎撃せよ!
Bパート「マテリア姉妹がやってきた」では、あおがいきなりべっちょべちょに汚れた状態で登場。帰り道にヤギ(!)と遊んでいたら汚れたとのことで、風呂に入るあお。その間に新たに到着したFAガール「マテリア」姉妹の2人組が開封される。おっとりした喋り方のマテリア姉妹に「シロ」と「クロ」の名前をつけるあお。さっそくデータ収集のためのバトルに挑むマテリア姉妹と轟雷・スティレットの4人だが、マテリア姉妹の性格が豹変、なんだか言動が危ない感じに! 変則的な武器と連携攻撃で攻めるマテリア姉妹に対し、轟雷とスティレットはどう挑むのか! というお話。
ヤギ!? 立川ってヤギいるの? という衝撃の冒頭から一転、ドSなマテリア姉妹とのバトルマシマシな展開に。武希子氏による新型武器の登場もあって、かなり『ガンダムビルドファイターズ』シリーズなどのホビーアニメっぽいノリに。ガ○アンソードみたいのとか『Vガン○ム』のタイヤみたいので戦うマテリア姉妹と轟雷・スティレットとの戦闘シーンもガシガシ動いて楽しいぞ。
Aパートでの轟雷の気づきが終盤の連携攻撃の流れにつながってくるのには感心。なんだかんだで毎回脚本が丁寧だよなこのアニメ……。次回は次回でまた新しいFAガールが登場するようなので、これは見逃せません!
(文/しげる)
『フレームアームズ・ガール』3話 ドS姉妹FAガールが危ない、轟雷も視聴者も諦めました(いい意味で)のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、プラモデル、フレームアームズ・ガール、17年4月期アニメ、しげる、スティレット、バーゼラルド、壽屋、轟雷、マテリアの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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