『ちびまる子ちゃん』第1096話、少女漫画あるあるを実践するまる子! 食パンをくわえてダッシュ、坂道からみかん転がし

1704_maruko1096.jpg『ちびまる子ちゃん』公式Twitter(@tweet_maruko)より。

 4月16日にTVアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)の第1096話が放送された。その内容を受け、今週もさまざまな反響がネットに上がっていたので、ネットの声とともに内容を紹介したい。

 この日前半に放送されたのは「『憧れの主人公になろう』の巻」。ある日、少女マンガを読んでいたまる子は、自分もマンガの主人公のようになりたいと考えはじめ、自分にはその資質があると考えるのだった。というのも、少女マンガの主人公はもの凄い美人で何でもできる完璧タイプではなく、田舎から出てきたようなあか抜けないドジな女の子のようなタイプなので、自分にピッタリ当てはまるというのだ。これにネットでは「もうお前は主人公になってるよ」「すでになってます」とメタ視点でのツッコミが。

 ここからまる子は少女マンガのような運命の出会いを求めて次々に行動を起こす。まずはベタ中のベタの食パンをくわえて学校までダッシュ。実際に試した結果、走りにくいうえに通行人に笑われてしまう始末。続いては、学校でわざとハンカチを落として誰かに拾ってもらおうとする。すると別のクラスの男の子がそれを拾ってくれたのだが、まる子が落としたのは穴の開いた靴下だったことが判明。「靴下で手を拭かない方がいいぜ」とドン引きされてしまう。

 さらに、重い荷物を持っている人に手を貸して「心優しき主人公」を演じてみたが、丸尾から学級委員の座を狙っていると誤解されて面倒くさいことになるなど散々。最後は坂道からみかんを転がして誰か素敵な人が拾ってくれるという、これまたベタなことをしてみるが、はまじのおじいちゃんに拾われてしまって絶句。まる子は少女マンガの主人公になることをあきらめるのだった。もうなっているけど。
 
 後半に放送されたのは「『藤木、幸運に悩む』の巻」。幸運が続くと、次には不幸になるという話で盛り上がるまる子や永沢。それを聞いた藤木は「いっそ幸せなんてなくたっていいな」と、相変わらずのネガティブさ。

 しかしそれからの藤木には、次々と幸運が舞い込む。ある日、図書室で低学年の生徒のために上の段にある本をとってあげていると、その場面をちょうど藤木が想いを寄せる笹山さんが目撃。「藤木君優しいのね」と褒められ、さらにクラスの授業で笹山さんと同じ班になり、その班の中でくじ引きをしたところ、笹山さんとペアを組むことに。

 幸せの有頂天にいる藤木。しかし同時にこれは笹山さんに嫌われてしまう前触れではないかと怖くなっていく。そして藤木は笹山さんに嫌われたくない一心で笹山さんから離れようと決意し、元も子もなくなってしまうのだった。「藤木の気持ちが分かる」「勝手に不幸になるパターン」「俺みたいじゃないか」といった感想が並び、今週もネットは大盛り上がりであった。

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