『ゴースト・イン・ザ・シェル』3位スタートも圧巻の映像美で中国では大ヒット! 『夜は短し歩けよ乙女』で花澤香菜の“黒髪の乙女”に称賛の声 【週末映画興行成績】

1704_eiga0408.jpg映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』公式サイトより。

 4月8日~4月9日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

 今週の1位は『SING シング』。土日2日間で動員23万6,288人、興収3億1,019万5,000円を記録して、初登場より4週連続首位と絶好調。2位は『モアナと伝説の海』で、こちらも公開5週目に関わらず上位をキープ。土日2日間で動員18万7,000人、興収2億5,000万円をあげて、累計動員は365万人、興収は44億円を突破している。

 そして3位が初登場の『ゴースト・イン・ザ・シェル』。土日2日間で動員17万1,203人、興収2億7,319万1,700円を記録して、興収10億円突破が見込めるスタートとなっている。しかし超大作にしては物足りないという声も少なくない。

 士郎正宗のマンガ『攻殻機動隊』(講談社)をベースとした、押井守監督の劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』は世界的にも高い人気を誇り、中でも北米では絶大な支持を受けている。満を持してのハリウッドでの実写化だったのだが、結果は伸び悩んだ。

 北米週末興行成績(3月31日~4月2日)では、週末で興収4,900万ドルをあげた3Dアニメ『The Boss Baby』が初登場で1位。2位は公開3週目でも週末興収4,754万3,000ドルという凄まじい強さを見せているエマ・ワトソン主演の実写映画『美女と野獣』。そして1位、2位に大きく差をつけられて、初登場の『ゴースト・イン・ザ・シェル』が興収1,900万ドルで3位になっていたのだ。制作費が1億1,000万ドルと言われているだけあってこれはかなり厳しい結果。

 しかし映像の出来は莫大な制作費もうなずけるほどのものらしく、日本の鑑賞者からは「近未来映像もすげえ綺麗で、3Dで見てよかったよホント」「ストーリーは薄口になってるけど映像美はさすが」「流石ハリウッドってところでアクションもCGもすごかった」と大好評。IMAXやMX4D、4DXなどの特殊上映稼働率が全体の29.7%にものぼるらしく(通常は10%ほど)、映画館でこそ観るべき一作かも。なお中国では2,140万ドルを稼ぎ、初登場1位の好スタートを切っているので、ネットで言われるほどコケているわけではなさそう。

 ランキングに戻って4位から6位は『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』、『キングコング 髑髏島の巨神』、『ひるなかの流星』がそれぞれ前週よりワンランクダウンでランクイン。

 そして7位に初登場のアニメ『夜は短し歩けよ乙女』が、120スクリーンという中規模公開ながらランクイン。ファン待望の「黒髪の乙女」がついにスクリーンで見られるとあって、「花澤香菜の黒髪の乙女たまらなかった」「ざーさんの演技は最高でした。文句なしの黒髪の乙女っぷり」「花澤香菜さんのお声で動き回る黒髪の乙女が終始最高過ぎました」と、花澤香菜の演技に称賛の声が続出している。

 その後は、8位に『ラ・ラ・ランド』、9位に『PとJK』、10位に前週の13位から浮上した『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』と続いた。

 今週末からはここ数年新作を出すたびに記録を更新し続けている『名探偵コナン』の映画作品21作目にあたる『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』や、安定したヒットを飛ばし続けている『クレヨンしんちゃん』の映画作品25作目にあたる『クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』が公開されるため、ランキングが大きく変動することは間違いなし。『SING』『モアナ』の牙城を崩せるのか注目だ。

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