『ちびまる子ちゃん』幻覚を見るほどヒデキへの想いを募らせるお姉ちゃんが痛くて可愛い！

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『ちびまる子ちゃん』公式Twitter（@tweet_maruko）より。

　4月2日に放送されたTVアニメ『ちびまる子ちゃん』（フジテレビ系）第1094話。1月から3月まで続いた「連載30周年記念！ さくらももこ脚本まつり」も終わり、この回より通常回に。どんな物語が描かれたのか、気になる内容をネットの声とともに紹介したい。

　この日最初に放送されたのは「『まる子、折り紙になる』の巻」。友蔵は知り合いの孫にプレゼントを買うべくまる子を誘ってデパートに出かける。「せっかくの日曜なのに付き合ってもらって悪いのう」と言う友蔵に、まる子は「ううん。おじいちゃんと出かけるの楽しいもん」と理想の孫を演じるが、内心は「デパートに行けばレストランでお昼も食べられるしね」と、早速腹黒い一面をのぞかせる。

　プレゼントを買って、お目当てのレストランで食事をしてと、一通り用を済ませると、デパートで「折り紙展」をやっていることに気づいた2人。家、キリン、パンダなどが折り紙で作られていることに驚くまる子と友蔵。そして折り紙展の主催者・直美による折り紙教室に参加することに。

　直美は折り方を教えるだけでなくリクエストに応えて折り紙を折ってくれ、まる子が「プリン」というとその場で簡単に作ってみせた。すると友蔵は「まる子」を作ってくれと無茶ぶりをしたが、直美は肌色と黒の折り紙を使って容易に作ってのけたうえ、「友蔵」の折り紙までも作ってくれた。「まる子」や「友蔵」の折り紙を作るときにハサミやペンを使用していたことに「折り紙でハサミ入れるのは邪道だわ」「ペンって反則じゃね」なんて声もあがったが、「即興でやってるからハサミとペンも仕方ない」と擁護の声もあがるなど、微妙に盛り上がるネット民。

　その後、独学で折り紙に挑戦したり、もう一度直美の折り紙教室に行ってアドバイスを貰うなどすっかり折り紙に夢中になったまる子。しかし、悪い点をとったテスト用紙を折り紙に使用していることが母親（すみれ）にバレてしまうという、いつものオチで前半戦は幕を閉じた。

　後半は「『お姉ちゃんヒデキと結婚する？』の巻」がオンエア。ネットで大人気のお姉ちゃん（さきこ）が主役の回ということで、「おまえらのさきこ回きたあああああああああああああ」「タイトルがもう面白い」と、タイトルがコールされるや否や歓喜の声が続出。

　ヒデキを特集した“明凡”を「汚すから」という理由でまる子に貸してあげない、さきこのシーンから物語はスタート。「お姉ちゃんなんだからもっと優しくしなさい」とお母さんに注意されると、さきこは怒って外に出ていく。「誰も私の気持ちをわかってくれない」と、公園で1人ブランコに座っていると、ヒデキの幻覚を見始めるほどヒデキにゾッコンな様子。

　さらにさきこは日記を付け出し「心が苦しい。もうどん底」「私がヒデキと結婚しても芸能人の奥さんとしてやっていく自信がないの。ああ私の心はブルーなの」とヒデキへの愛をノートにつづり始めてしまうほどの重症ぶり。しかもこのノートをまる子に盗み読みされてしまうという痛恨のミス（読んだまる子は必死に笑いをこらえていた）。

　さらにその夜、さきこは布団の中でまる子に「もし私が10年後ある人と結婚することになったらどうする？ 芸能人とか」と語りかけると、まる子はもうおかしくてたまらくなってしまう。

　そしてついにまる子はこの話を友蔵にバラしてしまうが、友蔵がさきこに「お姉ちゃんはヒデキと結婚するんだって？」とあっさり聞いてしまったことで、まる子が日記を盗み読みしたことがさきこにバレてしまう。「バカな妹がいること！　それが最大の悩みよ！」とさきこは声を荒げるのだった。

　ネットでは「何このお姉ちゃん夢女子回、面白いな」「ちびまる子約3年ぶりに見たけど……めちゃくちゃ面白い 笑」なんて感想も上がり、さくらももこ脚本回が終わっても好評だった『ちびまる子ちゃん』。今後も高いクオリティの話が期待できそうだ。