開発が進む“ジェットパック”のフライトに初めて一般人が挑戦！

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■トレーニング施設で一般人初フライトへ

　そして今回、いよいよポラック氏がジェットパック「JB-10 Jetpack」を装備して初飛行に挑むことなった。

　カリフォルニア州ロサンゼルス北部郊外にあるアボカド果樹園が広がる一角に、同社のジェットパック飛行訓練のための専用施設がある。これまで試験飛行は安全面を考えて基本的に海上で行なわれてきたが、ここは陸上施設である。

　特別に開発されたトレーニング施設にある30mの間隔で立つ鉄塔には、高さ9mの位置で頑丈なケーブルが張られており、そこに万が一の命綱を着けて初心者でも安全に操縦訓練ができる。

「誰でも効果的なトレーニングが可能です。初めて自転車に乗るときのように、ここでマシンの挙動と空を飛ぶ感覚が体験できるのです」とメイマンCEOはテック系情報サイト「New Atlas」に話している。

　ジェットパックの操縦について事前に入念なレクチャーを受けていたポラック氏だったが、最初の挑戦ではうまく飛ぶことができなかった。しかしこの失敗体験は確実に実を結び、2回目のフライトではまず及第点と言える飛行を成し遂げた。

「本当に滑らかに飛ぶことができた。たった数時間でほかの（訓練された）パイロットと同じように飛ぶことができて、イケてるひと時だった」（ミーシャ・ポラック氏）

　こうしてトレーニング施設の整備も着実に進められているジェットパック開発の動向だが、なんと年内には世界初の“ジェットパックレース”の開催が企画されているというから驚きだ。そして一方で、外部電源式の電動ジェットパックの開発も進められているという。急展開を見せるジェットパックの動きから目が離せそうもない。
（文／仲田しんじ）

【参考】
・New Atlas
http://newatlas.com/jetpack-aviation-mischa-pollack-jb-10-civilian-pilot/48546/

 
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