人工知能の“シンギュラリティ”到来は意外に近い!? ビル・ゲイツが警告するAIの脅威!

■ゲイツ氏「働くロボットから税金を徴収すべき」

 今現在も人工知能は着実に社会を変えている。直近で話題になっているのは人々の雇用の問題だ。

 AIが仕事を奪うという声が聞かれはじめて久しくなるが、人工知能とロボットの進化によって現在は人間が行なっている仕事の一部は徐々に機械に肩代わりされていくことが確実視されている。これは単に失業の問題だけではなく、国家にとっては税収の低下を招く深刻な問題にもなる。

 そこでビル・ゲイツ氏は、仕事を奪うロボットからは税金を徴収すべきであると主張している。政府にしてみれば、今まで税金を払っていた労働者に代わって今度はロボットが税金を納めてくれれば願ったりかなったりだが、ゲイツ氏には具体的にその社会的効果を指摘している。

“ロボット税”を語るビル・ゲイツ氏。動画は「Quartz」より

 ひとつにはロボットに課税することで、企業のロボット導入とロボット開発が緩やかになり、その間の雇用創出や労働者の再教育などに費やす“時間稼ぎ”ができるという点だ。確かに急激なロボット導入はすぐさま大量の失業者を生み出すことになる。

 ふたつめは“ロボット税”を現在深刻な人手不足に直面している介護職と保育職への予算に割り当てることだ。そしてロボットによって仕事を奪われた人々の雇用を社会福祉分野が受け皿になることで、雇用の流動性が生まれ失業のリスクを食い止めることができる。

 ゲイツ氏の言い分はごもっともという感を受けるが、件の“シンギュラリティ”を迎えた後は、自分たちが不当に搾取されていることを理解したロボットがひょっとして労働運動を起したりして!? これとてまったくの絵空事と言えそうもないからますます不気味である。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・Futurism
https://futurism.com/bill-gates-this-will-be-the-biggest-technological-breakthrough-of-our-lifetime/
・Quartz
https://qz.com/911968/bill-gates-the-robot-that-takes-your-job-should-pay-taxes/

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