前半は女教師が、後半は生徒がムラムラさせる本作2度目のサービス回！『亜人ちゃんは語りたい』第9話「亜人ちゃんは試したい」レビュー！

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TVアニメ『亜人ちゃんは語りたい』公式サイトより。

　ド田舎のボロ屋で宅飲みしている亜人「サキュバス」の教師・早紀絵。クマのぬいぐるみ相手に語りかけ、一人で盛り上がっている。意中の生物教師・鉄男との妄想ロマンスに耽っているのだ。次第に暴走し、スケベ方面へと妄想を加速させる早紀絵は、「ああっ三角定規が」「分度器が」「チョークまでそんな」「教育されちゃう～！」と数学教師らしい（？）淫語を叫んで悶絶してしまう……。

　というわけで今回は本作2度目のサービス回。前半は「催淫」の性質を持つ早紀絵が、後半は亜人生徒たちがあんなことやこんなことをして、男性キャラそして視聴者をドキドキムラムラさせてくれた第8話「亜人ちゃんは試したい」を紹介！

　早紀絵は翌日、理科準備室を訪問。鉄男に己の性質についての話題を降る。戸惑いつつも真摯に答える鉄男。早紀絵は古馴染みである亜人課の刑事・宇垣に炊き付けられ、思い切って鉄男にアプローチしようと奮起したのである。
　眼鏡を外し、髪を解き、おまけにジャージをはだけて谷間を露出する早紀絵。恋愛に奥手すぎるせいもあってかやることが唐突過ぎる！　彼女も彼女で「死にたい！」と心の中で自己嫌悪するが、このくだりの早紀絵は本当にお色気ムンムンでヤバい。原作ではジャージの下は白いＴシャツだったが、それを濃紺タンクトップに改善したスタッフもエラい。

　平静を装いつつ内心「えっろー」と早紀絵にムラムラしてしまう鉄男。が、彼女の持ちかけた話題自体はとても真面目で切実なものだった。「サキュバスに向けられる好意はホンモノか」。サキュバスが誰かに好意を持たれても、それは「催淫された結果」であって、ニセモノ、偽りの好意ではあるまいか。
　鉄男はホワイトボードに図解までして自説を披露。乱暴に要約するとこうなる。

・人間の女性も相手をムラムラさせ、好意を寄せられることは普通にある
・サキュバスの催淫はその程度が極端なだけである
・人間でもサキュバスでも、相手をムラムラさせることは「魅力の一つ」と考えるべきである
・つまりあなたの魅力は「催淫の性質も込み」で考えるべきである
・よってサキュバスに向けられる好意にホンモノもニセモノもない

　実にロジカル、そして誠実な回答である。これには早紀絵もグッと来て、ますます恋心を募らせる。うれしさのあまりさらに議論を吹っかける早紀絵。それに快く答える鉄男。　　
　議論の最中に早紀絵は考える。己の性質を肯定してもらえたとはいえ、鉄男に対して催淫を使うのはまだ止めておこう。ここまでなら催淫してもいい、そんな落とし所が見つかればいいな、と。

　が、何気なくジャージのジッパーを上げた途端、巨乳が凄まじく強調されてしまう。無意識に催淫してしまったわけだ。明らかにムラムラしながらも必死で堪える鉄男を見て、早紀絵は「ここまでなら使ってもいいかな」と言い訳気味に落とし所を決めてしまうのだった。
　といったところで前半は幕。巨乳でオチがついたわけだが、今回はこれが重要な伏線なので今しばらく覚えておいていただきたい。

 
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