「エフェクトが完全にナルトとかのそれ（笑）」 『サザエさん』新OPで魅せた忍者アクションに驚きの声

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『サザエさん』公式サイトより。

　放送局・フジテレビの人気低迷、スポーツ新聞紙が『フジ「サザエさん」打ち切り!?』といった記事を打ち出すほど、スポンサーである東芝が巨額の債務超過で喘いでいる中、相変わらず視聴率は2ケタを獲得し続けるなど、安定感を見せる国民的アニメ『サザエさん』。

　その『サザエさん』のOPは、お馴染みの主題歌「サザエさん」（歌：宇野ゆう子）のもと、基本的には日本各地の観光地などをサザエさん一家が巡るという内容のOP動画という内容が長くとられており、ほぼ1クールごとに変わっていく。

　2月26日の放送回から『サザエさん』（フジテレビ系）のOPが新しいものに変更となったのだが、これが、普段の作風はからはかけ離れた、バトルアニメさながらのアニメーションOPであったと話題になっている。

　今回サザエは三重県に来訪し、「さいくう平安の杜」や熊野古道の「馬越峠」などを巡っている。これらの観光名所を忠実に再現した背景美術には以前より定評があったのだが、今回話題となったのは「伊賀上野城」でサザエが魅せたアクション作画。“忍”と書かれたふすまから飛び出したサザエはなんと忍者の格好をしており、なかなか目にすることができない俊敏な動きで刀片手にポーズを決めた。

　そこからは怒涛の展開。次のカットでサザエは高く高く飛翔。伊賀上野城の天守閣を背景に、紫色の忍者と剣戟を交わした。この一連のシークエンスは普段のほのぼの日常アニメっぷりとは全く違った、緩急のある作画やケレン味たっぷりのエフェクトで描かれており、視聴者からは「バトルアニメかよwww」「テレビつけたらサザエさんがガチバトルしてて笑った」「エフェクトが完全にナルトとかのそれ（笑）」と驚きの声が。

　またこの映像をよく見ると、敵と思わしき忍者は両手で必死に戦っているのだが、サザエの方は方手を鞘に掛けたまま。にも関わらず忍者はサザエと交錯後に服が破け、武器まで砕けるというぼろ負け具合。一方サザエはカメラ目線でウインクをかます余裕っぷり。これには「サザエさんつええええwww」「早すぎて手元が見えない……これは紛れもなく忍者だな」「さすがお茶の間に45年間笑顔を届けた一族の末裔は違うな！」との声も上がっている。

　ちなみに本編の方では酔いたくても酔えないマスオの話を放送。そこでワカメが「お酒をたくさん飲めば酔えるんじゃないの？」と提案するも、マスオにはサザエという「ブレーキ」がいて止められてしまうということからカツオが却下。相変わらずの尻に敷かれっぷりを見せた。今回、本場伊賀の忍者を圧倒したサザエには「これはマスオさん逆らえませんわwww」との声もあるように、マスオが磯野家で亭主関白を宣言できる日はまだまだ先のことになるだろう。