【アニメレビュー】百合だった『プリパラ』136話!「Make it!」に続き「Realize!」……選曲が泣かせに来ている!

2017.03.01

――“大きなお友だち”の人気も集める女児向けアニメ『プリパラ』(テレビ東京系)を全力レビュー!!

■『プリパラ』3rdシーズン「神アイドル編」
#136「3年目のテッパン」(2月28日放送)

アニメ『プリパラ』公式サイトより。

 ついに決勝のカードが決定した「神アイドルグランプリファイナル」。136話は、決勝でぶつかる「そらみスマイル」と「ドレッシングパフェ」の軌跡を振り返る回でした。

『プリパラ』としての放送が終わりを迎えようとしています【注:4月から新シリーズ『アイドルタイムプリパラ』が放送スタート】。その中で、今回は初期から『プリパラ』を引っ張り、支えてきた6人がひとつの集大成を迎えようとしていることも感じさせる回。それだけでプリパラおばさんは泣きそう。はあ~~~、終わってほしくない!

 そんな感傷に浸っていたら、今回めっちゃ百合百合しい(※切り替え早いおばさん)……! らぁらとドロシー、シオンとみれぃ、そふぃとレオナの“供給”がありました。久々の組み合わせだらけでうれしいかぎり。

 特にネットも盛り上がっていたのは、シオンとみれぃなのでは。2人は「なんとなく」来てしまった“とある場所”で偶然落ち合います。そこは、今期の水着回(110話)でおとずれた伝説の木。この木の前で2人は神アイドルになることを誓ったんですよね。その木の前で士気を高め合う2人は本当に良いライバル。でもね、ハシビロコウさんと衝突しそうになったみれぃを救ったシオン、少女マンガのヒーローみがすごいプリ……。少女マンガだったら、この後恋が始まっちゃうプリ……。

 そしてレオナとそふぃの百合(※厳密に言うと百合ではない)! 明日の決戦に向けて、「負けないぞ、このやろうっ」「こっちだって、ぶんなぐるぞぉ~」って、『キンプリ』のカヅキパイセンとアレクくらい物騒なこと言っているんですが、2人のキュートさが上回っていて可愛さしかない……!

 そんな中、大事件が起きました。あのドロシーが善人になってしまいました。素直に謝ったり、ありがとうって言ったり。あまりの変わりようにらぁらも真っ青です(ドロシーのことクズだと思っていたってことか)。なんでも、もうすぐ神アイドルになれるから“神対応”だそうですが……。まあ、最後には戻っていたけど。

 6人はプリパラでお好み焼きパーティをするのですが、そこで昔話をするんですよね。シオンがそらみスマイルを見てアイドルになったことや、そふぃ加入前にドロシーとレオナがそらみスマイルに入る話があったこと。1期のエピソード懐かしすぎ……!

 そんな話をしていると、らぁらが6人でライブしようと言うのですが、この時にらぁらが6人でライブすることを初めて提案した、すなわち「そらみドレッシング」誕生時の回想が流れます。当時は「ドレッシングパフェさん」って呼んでいたり、まだよそよそしい感じ。それから3年経った今、2つのグループは仲を深め合いながら、ライバルとしてもお互い切磋琢磨してきました。その決着がそろそろついてしまうのか……。

 ライブで歌ったのは、「Realize!」。前回の「Make it!」に続き、懐かし曲のセレクトです。ファンにとっても思い出深い曲なのでうれしいけど、このタイミングはずるい……!

 1期でこの曲を歌った当時は、「勝ちか負けだなんて関係ないじゃない」という歌詞のとおりだったのですが、今度は勝敗がついてしまう(勝敗を決さない展開もありそうだけど)。
「Realize!」を歌ったのは、両チームの決別とまでは言わないけど、雌雄を決することに対する決意的なモノを感じました。

……本当に勝敗ついちゃうの? 負けるそらみスマイルとドレッシングパフェ見たくないよー! でもうやむやにされたらされたで、もやっとしそうな気もします。
(文/月島カゴメ)

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