ゲストキャラ大集合! ド迫力バトルに小ネタ満載!! もちろん脱衣も忘れない『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』最終話

■最終話だョ、全員集合! ゲスト&サブキャラクターも大活躍!!

 ゲストキャラクターとして「おとといフライデー」の小島みなみと紗倉まなも登場し、ふかめが従えていた大幹部として本人役を好演。これまで登場したゲストキャラクターたちとも異なる空気感を放っており、直後のふかめや大スケールの戦闘シーンも相まって“面白ければ何でもアリ”な本作らしさを魅せつけてくれた。音楽ユニットとしてだけでなく、セクシー女優としても活躍する彼女たちの衣服が脱がされているという演出とあわせて特筆すべき点だろう。しかし、彼女たちもまとめやうらめとまったく同じ白地に赤いリボンのワンポイントが入った下着を着ているのはなぜだろうか? もしかしたらふかめの教育の賜物なのかもしれない。そうだとしたら、素材のもったいなさを感じてしまうのでもうちょっとオシャレを教えてあげてほしいところ!

 秋葉原の人々が総力を結集した最終話だけに、サブキャラクターたちの活躍もしっかりと見ておきたい。切り札となるサイリウムを開発したラトゥ博士はMVPと言ってもいいかもしれない。後半では宙に投げ出されたタモツを救うため、第6話で秋葉原を守り宇宙に散ったと思われていたぴゅう子(CV:小倉唯)がまさかの再登場! ふかめに迎撃され大破してしまうも、すぐにサイリウムを掲げタモツたちを応援する姿を見せてくれた。さらにはカリスマメイドのモモ(CV:桃井はるこ)が実は警視庁の捜査官だったという驚きの展開に加え“某社の粉飾決算”という苛烈な自虐ネタも飛び出した。

 なお応援シーンやエピローグには、第11話で登場したタモツと有紗の偽物などを含めたサブキャラクターが勢揃いしているので注視してみるといいだろう。筆者は第7話で登場した祝日土働(CV:原紗友里)が二四時労(CV:ランズベリー・アーサー)とついているらしいことに密かなショックを受けた。

■最後まで本作らしい小ネタもたっぷり!

 ここまでにピックアップしたもの以外にも、本エピソードには小ネタが山盛りだ。まず、地下宮殿に入るためになぜか「ファミリーコンピュータ」のコントローラを模した端末でコマンドを入力するのだが、その手順がコナミコマンドどころではない2Pコンマイクまで駆使した超複雑なものだったことは特筆すべきポイントだろう。ほかにも紹介しようするとキリがないが、タモツが扉を選ぶシーンはネタゲーとして名高い『デスクリムゾン』のオープニング、おとといフライデーに言い放った「大塩平八郎」はゲーム『MOTHER2』が元ネタと思われる。こうして隅々まで注視したくなるのも本作の魅力の一つだろう。ちなみに筆者のお気に入りは、光の巨人となったタモツがバットを持ち叫んだ「グワラゴワガキーン!」が、マンガ『ドカベン』の岩鬼の打撃音だった点だ。

“秋葉原、それはすべてを受け入れる夢の街”という言葉で幕を閉じた本作。この言葉に集約される1作だったと思う。明快な物語に、毎話突っ込みきれないほどの小ネタの数々。そのまっすぐさと、おもちゃ箱をひっくり返したかのような賑やかさはまさに活気にあふれる秋葉原の街を体現していたかのようだった。スタッフとキャストの皆さんには「こんなに心から“楽しい”と思える作品を世に送り出してくれてありがとう!」と言いたい。
(文/イデア)

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