「ニュースでKanonを見るとは」朝の情報番組に『Kanon』が登場！　NHKでも特集され、まさかの再ブームの予感？

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TVアニメ『Kanon』公式HPより

　3月28日に放送された朝の情報番組『あさチャン！』（TBS系）にTVアニメ『Kanon』が登場。Twitterではトレンド入りするほどの大反響となった。

　登場したのは番組内のコーナー「あさトク」の「外国人が撮った日本の魅力」という企画。ボビー・オロゴンとアントニーが外国人の撮った写真を調査したところ、外国人の間でたい焼きが人気だということが発覚。その理由が、『Kanon』のメインヒロイン・月宮あゆが美味しそうにたい焼きを食べている姿に、外国人のアニメファンが魅了されているからだという。

　これには「まさかニュースでKanonを見るとは思わなかった」「何年前の作品だよ（笑）」「それにしても日本のアニメの影響力は凄まじいな」「このタイミングでKanonが全国区になるという奇跡！」といった反響が起こっていた。

『Kanon』は、1999年にゲームブランド・Keyがリリースした“泣きゲー”の金字塔といわれる美少女ゲーム（18禁）。2002年にはそれを原作とするTVアニメを東映アニメーションが制作しフジテレビ系列で放送、さらに06年には京都アニメーションが同じくKeyが原作の『AIR』に引き続きアニメ化を手掛け、TBS系で放送された。

　この京都アニメーションが手掛けた『Kanon』は極めて評価が高く、数多くのアニメファンを号泣させた。その後同じKey×京都アニメーションの組み合わせとなる『CLANNAD』、『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』も制作・放送され、いずれも高い評価を得たのだが、何せ放送されたのはもう10年以上前。多くの日本のファンは「懐かしい」と感じてしまうようだが、外国人ファンからすると今熱いらしい。

　実は『Kanon』はつい最近もNHKで特集され、ネットで話題になっている。16年11月放送の『所さん！ 大変ですよ』（NHK）では、海外で加熱するたい焼き人気の「意外すぎる理由」として『Kanon』が挙げられていたのだ。番組では外国人のアニメファンが「このキャラ（月宮あゆ）はいつも幸せそうにたい焼きを食べるんだ」「クラッカーに見えたけどそうじゃない。一体なんだろうって食べたくなるんだ」「アニメでたい焼きがでた時はすっごい反応よ」と力説する場面も。

　この放送も当時ネットで大反響となり、同番組では17年3月に再び『Kanon』を特集。するとなんとここで月宮あゆと所ジョージが会話を交わしたのだ。月宮あゆは堀江由衣が声を担当しているのだが、前述のとおり放送はだいぶ前だったので、久々の堀江の演技に視聴者は大興奮。堀江が「うぐぅ」という月宮あゆの口癖を披露すると「NHKでまさかの『うぐぅ』」「堀江由衣がまだうぐぅボイス出せることに驚く」と歓喜の声が。

　まさかのきっかけで密かな再ブームとなりつつある『Kanon』。たい焼きシーズンはそろそろ終わってしまうが、外国人観光客のためにも日本ではたい焼きを売り続けてほしい。