涙目で平手打ち! 有村雛絵が完全にメインヒロイン!? 佐久間恒の格好が超絶ダサかった……『CHAOS;CHILD』第11話

 と、「バカ言わないで! 何カッコつけてるんですか!」と、涙目で平手打ちする有村雛絵!!! かわいい……。かわい過ぎる! 有村雛絵って、最初はノリの軽い(……というか、チャラい)イマドキの女子高生かと思っていて、敬遠していたけど、ストーリーが進むうちに、すごくいい子だというのが分かってくるキャラ……というか、アニメではさらにそれが(いい意味で)強調されていて、どうみても完全にメインヒロインなんだよな。回を追う毎に、ヒロイン感がどんどん出てきて、この別れ際のシーンも、キュンと来るよ。このアニメ版で、有村雛絵を好きになったアニメ勢には、ぜひ有村雛絵ルートをプレイしてもらいたいものだ。ラストが本当に切ないから!!!

 宮代拓留が向かった、ヒカリヲのシアターキューブは、青葉寮の家族にとって、思い出の場所だった。碧朋学園への入学祝いに、家族5人でやって来た場所。ゲームでは宮代拓留の独白の回想だったけど、アニメで“動く”回想として見ると、生きている橘結衣がやるせない……。佐久間恒も、“いいお父さん”していているし。家族の描写がこれまで少なかっただけに、ここにきてのこういう描写はずるいとしかいえない。

 そして、シアターキューブで、宮代拓留は佐久間恒と対峙する(なお、その佐久間恒の格好が超絶ダサイことには、触れないでおく)。

 人ひとりをリアルブートするほど「ぶっ壊れていていた」宮代拓留が、どこまで狂えるか見たかったと佐久間恒。自分が面白いと思うことのためだけに、これまでの悲惨な事件を起こしたと言う。そのマッドサイエンティストぶりに、怒りをあらわにした宮代拓留は、ディソードを手にし、切りかかった。しかし、サイコキネシスの力を使い、佐久間恒の持つ端末を破壊しようとしたものの、逆に思考誘導によって、精神攻撃を受けてしまう。「ウッドバーン・ヘロンは知ってるか? 楽しく壊れろよ」。

 え? 最終回、一歩手前は、ここで終わり!? 確かに、続きが気になる終わりかただが、残り30分でTRUEルートまで描くのだろうか? ちょっと心配になってきたぞ。カットされている部分は大幅にあれど、“カオスチャイルド症候群”の伏線も多少出ていたし、「SilentSkyEnd」をみせてこそ、カオチャの物語の完成度の高さを思い知らされるのだから、アニメでもしっかり描いてもらいたい。

 共通ルートの「OverSkyEnd」とTRUEルートの「SilentSkyEnd」では、カオチャに対する印象も全然違う。TRUEルートはゲームで! とか、本当のエンディングはDVDの特典で! とかだと、アニメ勢の評価が変ってしまいそうだから、ぜひともオンエアでやってほしいなぁ。
(文・桜井飛鳥)

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