『プリパラ』139話　まさに“みんなともだち、みんなアイドル”！　応援上映で“パキりたい”！

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――“大きなお友だち”の人気も集める女児向けアニメ『プリパラ』（テレビ東京系）を全力レビュー!!

■『プリパラ』3rdシーズン「神アイドル編」
＃139「愛フレンド友」（3月21日放送）

アニメ『プリパラ』公式サイトより。

　ついにプリパラに神アイドル誕生！　おめでとう、そらみスマイル！　なんて喜びもつかの間。ルール違反をした女神・ジュリィがシステムに飲み込まれてしまいました。それを助けようとしたジャニスも一緒に。そして、女神を失ったことで天空のステージは、プリパラタウンへと落ちていってしまう――というのが前回までのお話。

「本当の本当に、さよならプリパラです」って表情変えずに言うめが姉ぇに“サイコパスみ”を感じる……。異変はパラ宿のプリパラだけにとどまらず、全世界のプリパラのシステムが崩壊に向かっているそうな。しかも、システムに関係ないはずの外の世界にも影響が！　なんでも、異常現象がじわじわと染み出しているよう。異常現象が……染み出す……とは？

　そんな危機に神アイドルであるそらみスマイルはどう立ち向かうか――。そう、ライブ。
プリパラはどんなトラブルもライブで解決してきたプリ！　とにかくライブをするプリ！　奇跡を信じてライブをするプリ！

　でも天空のステージはライブがまともにできる状態ではない。その中で歌おうと立ち上がるのは主人公のらぁら。なんでも、らぁらって名前は、いつも「ららら」って幸せに歌っていられるようにと、つけてもらった名前だそうです。当初は、声が大きさをコンプレックスに感じていて、歌が苦手だったらぁら。そんなことを思わせない、らぁらの名に恥じない彼女の今の姿は、3年間という時の中で成長したことを感じさせます。

　と言うか、最近のめが兄ぃの筋肉すごくないですか？　先日公開された劇場版も含めて。スタイリッシュ・タフ（すぎる）・ガイ……。ひびき様は「あきれた」と言ってたけど（笑）。

　そして始まるライブ。前回初披露した「組曲 フォーエバー☆フレンズ」から、「～第一楽章～ I FRIEND YOU !!」です。諦めちゃダメと言い聞かせながら歌うそらみスマイルですが……。そんな中、客席にかみなりが落ち、歌を中断させてしまいます。

　すると、「ランFor jumpin now～♪」と歌い始めるドレッシングパフェ……！　ドレシ妖怪の筆者はここで涙腺崩壊。それにノンシュガー、トリコロール、ガァルマゲドン、うっちゃりビックバンズも続きます。なんと組曲はまだ終わりじゃなかった！　神アイドルだけでなく、ほかのアイドルも加わっていくこの感じ。まさに“みんなともだち、みんなアイドル”だ……！

　さっきの部分が「～インタリュード～ メモリーズ・メドレー」、そして続く「～第三楽章～ My Friend, Dear Friend」「～第四楽章～ ウィー・アー・ザ・フレンズ！」。監督の森脇真琴氏のTwitter（@iyaiyaenn）によれば、組曲の中に懐かしいフレーズがたくさん入っているそう。たしかに聞いたことあるフレーズがちょいちょい入ってる！　“集大成感”がすごい……つらい……。

　森脇監督は続けて「138・139話でとにかく今までの全員出したかった」ともツイートしていました。前回もですが、今回は特にサブキャラがてんこ盛り。行方不明だったななみも帰ってきたし、大神田校長とらぁらママこと、少女時代のシュガーとひめかも登場していました。これも、“みんなともだち、みんなアイドル”を感じる。

　そして、最後はみんなでプリチケをパキる！　みれぃがまた「プリパラは好きプリ？　じゃあ大丈夫プリ！」って言うものだから、またおばさんが泣く。このシーン、是非とも応援上映でやりたい。どうか、『プリパラ』アニメ上映会の開催を……！　エイベックス・ピクチャーズさん……！

　歌の力で、トモダチの力でジュリィとジャニスを救うことが出来たらぁらたち。プリパラもいつも通りに戻りました。

　ジュリィの咎はリセットされて、晴れて自由の身になったそうですが、なんだか体質が変わってしまったようで、身体がスケスケに。なんだそれ!?　でも、その体質にぴったりの“やりたい仕事”があるそうで、「また会える」と告げて消えていってしまいました。

　そして、そして、そして、ついに次回最終回。本当に最終回。最後のタイトルは「み～んなトモダチ！　ず～っとトモダチ！」。予告ではなんとファルルがパプリカ学園の制服を着て、学校に来ていました。えー！　なんでも、誰かが夢を叶えてくれたそうですが……!?
（文・月島カゴメ）