ロリ世莉架がかわいすぎる! アニオリ過去編の描きが丁寧だった、『CHAOS;CHILD』第10回レビュー

『STEINS;GATE』などで知られる科学アドベンチャーシリーズ。その第1作『CHAOS;HEAD』(カオヘ)を受け継ぐ、『CHAOS;CHILD』(カオチャ)のテレビアニメが放映開始となった。原作ゲームも評判が高い本作。本稿では、良作の期待が持てるアニメ版『CHAOS;CHILD』を、科学アドベンチャーシリーズのファンがレビューしていく!

幼い世莉架がかわいすぎる! アニオリ過去編の描きが丁寧だった、『CHAOS;CHILD』第10回レビューの画像1アニメ『CHAOS;CHILD』公式サイトより。

 尾上世莉架は宮代拓留のイマジナリーフレンドだった。意外な新事実が明らかになった前回から続く第10話「迫りくる過去の記憶」は、幼い頃の宮代拓留のエピソードから始まる。

 宮代拓留が小学1年生だった2004年のクリスマス。両親から渡されたプレゼントは、現金1,000円(枕元の靴下に入れてあるだけ、まだマシかもしれないが)という日だった。「洗濯物干しておいて」という置き手紙を見て、家事を始める宮代拓留。と、「洗濯しているの?」と突然、尾上世莉架が現れる。洗面台の鏡の中に、彼女の姿がない演出が、なかなか悲しい。

「一緒にやる?」と声を掛けると、笑顔でうなづく尾上世莉架。それにしても、幼い尾上世莉架がかわいすぎる。洗濯物を干す2人だったが、「届かな~い」と尾上世莉架。そんな彼女を手伝い、一緒に干して上げると「できた!」と喜ぶ尾上世莉架は、なんだか宮代拓留の妹のようだ。宮代拓留が尾上世莉架という存在を生み出し、辛い現実から逃れようとしていたのがよくわかる。

 そんな尾上世莉架は、もちろん宮代拓留の学校帰りも待っており、放課後を公園で共に過ごす。クリスマスプレゼントのお金で買った宮代拓留の昼食は、前回「よく食べている」と話していたカロリー○イト的な栄養調整食品(チョコ味)に、ゲームでよく愛飲している様子が描かれていたマウンテンビュー。まさか小学生のときからだったとは……。食生活ひどすぎるなぁ、これ。

 そして、ブランコに乗りながら靴を飛ばしたり、かくれんぼをしたりと、仲睦まじく遊んでいる2人……。端から見ていると、ひとり遊びをしている訳だから切なくなる。しかも、幸せそうな普通の家族を見かけ、うらやましそうに見つめていると、尾上世莉架が絶妙に声をかけるじゃぁないか……。これが自衛のための妄想だと知って見ると、本当にむなしい。
一方で、両親は「今日は帰れそうにない」と互いにメールを送り合い、子どもは大丈夫だろうとまったく心配する気配がない。「それから僕は両親の帰りを待ったんですが、帰ってきたのは朝方だったんです」と宮代拓留。子どもには辛いクリスマスの思い出だ。

 尾上世莉架も宮代拓留の家に泊まったのかと聞く神成岳志刑事に対し、自分の家には帰ったと思うと、あやふやな記憶を答える宮代拓留。イマジナリーフレンドなのだから、記憶がないのも当然だろう。「しっかりとは覚えてないんですね」と有村雛絵のつっこみは、少し厳しくも感じられた。

ロリ世莉架がかわいすぎる! アニオリ過去編の描きが丁寧だった、『CHAOS;CHILD』第10回レビューのページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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