3期は!?　3期はあるの!?　久しぶりにイベント開催『ヤマノススメ』、「プレミアム上映会＆トークショー」レポート!!

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　12日、聖地・埼玉県飯能市にも近いイオンシネマ・むさし村山店にて、アニメ『ヤマノススメ』イオンシネマプレミアム上映会＆トークショーが開催！

　昨年末のコミックマーケットでもラジオCDが発売されたり、飯能市ふるさと納税制度を活用する形で、TVアニメ『ヤマノススメ』限定オリジナル商品が提供されたり、昨年の山の日（8月11日）にはアニメイトでフェアやラジオの公開録音イベントが開催されたりと、2014年12月のTVアニメセカンドシーズン放送終了後も展開が続いていた『ヤマノススメ』。

　だが、キャストが稼動するイベントとなると、かなり久しぶり。これはTVアニメ第3期制作決定！　などという素敵な報告もあるかもしれない。期待に胸を膨らませながら、取材に行ってみた。

　当日、上映されたのは第3話「山に登るということ」、第12話「Dear My Friend」、23話「約束」の計3話。ゲストで登壇した山本裕介監督は「こんな大きなスクリーンで見られると、（チェックやTV視聴時に）気づかなかった粗が見つかるかも……」と心配していたが、『ヤマノススメ セカンドシーズン』全24話の中から選り抜きの3話とあって、詰め掛けたファンの反応は上々。特に谷川岳を美しく描いた背景は大スクリーンで見ると見応え充分で、上映後は会場が大きな拍手で包まれた。

中央がひなた役の阿澄佳奈、右が山本裕介監督

　続けてひなた役の阿澄佳奈、山本監督が登壇し、トークショーが開始。
　上映を振り返って、ひなたと主人公・あおいが絆を再び固める感動の12話では実はノドの調子が悪かったこと（阿澄）、三つ峠へのロケハンに赴いた際は、あおいやひなたが登ったルートは下山時のみに使用、監督たちは他の（楽な）ルートを選んだこと。

　そして、作中で度々登場、お散歩感覚で登れる天覧山に阿澄がまだ登った経験がないこと。さらに、TVアニメ第1期からよくファンが話題にしていたやや内気なあおいを井口裕香が演じ、元気なひなたを阿澄が演じるという、「中の人と、演じるキャラがちょうど逆」問題について「最初にお話をいただいたときは、2人が演じるキャラが反対だった」と山本監督が触れるなど、意外なエピソードが明かされ、会場を楽しませていた。

　さらにトークショーで後半では、山本監督が「ぜひ次のシリーズも制作したいとスタッフ一同思っていますし、放送終了後から途切れなくそういう動きは続けています」と、TVアニメ第3期についても言及。さらに、6月3日には聖地・飯能市の飯能市市民会館にて、あおい役の井口、ひなた役の阿澄も登場する「ファンミーティング」が開催されることも発表！　期待されていた「TVアニメ第3期制作決定！」という発表こそなかったものの、新作の可能性を感じられる発言に、会場は大きく沸いていた。

「『ヤマノススメ』を愛している皆さんと再会できてうれしかったです。上映を見ていて、素晴らしい作品に携われて改めて光栄に思います。3期もなくはないということで（笑）、私も期待しています」という阿澄のコメントで、締めくくられたアニメ『ヤマノススメ』イオンシネマプレミアム上映会＆トークショー。

ファン有志が飯能市から乗り込んできたラッピングバス

　お金を出しあい、『ヤマノススメ』ラッピングバスを仕立て、わざわざ飯能からやってきた（しかも2台）ファン有志もいるなど、いまだ熱の冷めない『ヤマノススメ』。6月の「ファンミーティング」も含めた今後の展開にも注目していきたい。