声優誌レビュー「Pick-up Voice」2017年4月号

林原めぐみが『エヴァ』新作“なかなか作られない”問題に言及! 「Pick-up Voice」4月号レビュー

――昨今の声優人気に伴い、気がつけば声優専門誌も定期・不定期を合わせて10誌以上が刊行されている。そんな“声優誌 群雄割拠”の時代にあって、各誌はどのような記事・企画をとりあげているのだろうか? 主要な声優誌を中心に、目玉記事や気になる企画などを紹介しつつ、各誌の特徴を分析していく――

林原めぐみが『エヴァ』新作なかなか作られない問題に言及! 「Pick-up Voice」4月号レビューの画像1「Pick-up Voice」(EMTG)2017年4月号

「Pick-up Voice」2017年4月号(vol.109)
出版社…EMTG
発売日…2月25日
価格……1139円+税
創刊……2007年

 見事、1月から復活を果たした「Pick-up Voice」。復活から2号目となる4月号でもっとももっとも気になったのは、林原めぐみのインタビュー記事だ。

 インタビューの中心は、椎名林檎作詞作曲のニューシングル「今際の死神」について。この話は『声優グランプリ』(主婦の友インフォス)3月号のレビューでも触れているが、本誌では別の話題として『新世紀エヴァンゲリオン』にも言及されていたので、それを紹介したい。

 インタビュアーから映画の話題を振られた林原は、庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』を挙げ、同作を賞賛した上で「これでやっと『エヴァ』のスイッチが入るんじゃないかと思いました」と回答している。

 さらに、新劇場版の完結編について「やらないといけないんじゃないかと勝手に思っています」とコメント。「放り投げられたまま、ずーっと宇宙を漂っている感じがするので」との感想を抱いているのだ。

 ほら、やっぱり演者もそんな感想じゃないですか!(説明するまでもないと思いますが、林原女史は「綾波レイ」役で同シリーズに出演しています)

 てっきり『新劇場版:Q』で終わると思っていたから、いまだに自分も宙ぶらりんですよ。『シン・ゴジラ』も面白かったけど、そろそろ頼みますよ、庵野監督。林原さんもこう言っているわけですし。

 さて、そのほかで気になったのは…

【神谷浩史と小野大輔、トイレの個室ではしゃぐ】
 表紙&巻頭特集に登場した神谷&小野。小野がトイレの個室に入っていると、神谷が必ず激しくノックするそうで、これに対して小野がやり返そうとすると、それを見越した神谷はズボンを下ろした状態で小野を出迎えるそうだ。何歳になっても男ってこういうアホな部分があって、いいなぁと思いました。また同時に、女性ファンに対する素敵な燃料投下だなとも思いました。

【下野紘、声優ライブの醍醐味を体現】
 昨年10月に開催された下野のスペシャルステージについてのインタビュー。歌唱だけでなく、朗読劇やコントも披露したことについて「本業が声優なので、そういうことがソロプロジェクトでもできたらいいな」とのこと。“声優要素”の多いライブは、たしかにお得感ありますよね。彼だけがやっていることではないが、こうしたサービスが声優ライブの醍醐味のひとつだと思うのです。

【武道館ライブ、増えましたよね】
 裏表紙&巻末特集は三森すずこ。武道館公演が映像化されるとのことですが、気がつけば声優の日本武道館ライブ、すっかり珍しくなくなりましたね。2000~2009年までの10年間は、椎名へきる、水樹奈々、田村ゆかり、堀江由衣くらいだった気がしますが、2010年から激増。2010年だけでも茅原実里、坂本真綾、GRANRODEO、スフィアらが初の武道館ライブを開催している。2016年には小野大輔がソロで、ほかゆいかおり、内田彩、i☆Risといった声優たちも武道館のステージへ。

 キャパは1万人前後ですが、やはり“聖地”としての印象が強い武道館。これまではトップ声優アーティストのみが到達できる場所というイメージだったが、これからは声優アーティストの登竜門のひとつになっていくのでしょうか。
(文/神楽坂隆)

林原めぐみが『エヴァ』新作“なかなか作られない”問題に言及! 「Pick-up Voice」4月号レビューのページです。おたぽるは、声優アイドル&声優の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!