『君の名は。』新海誠、細田守への対抗心から小説を執筆!? 「SUGOI JAPAN Award2017」各部門1位が発表

 小説版での主人公・瀧の内面描写については「“無理ゲー”という言葉であったり、瀧がデートをする時に三葉が“まとめサイト”を送ったりということは、僕らにとっては普通のことでも“むき出し”で映画に出すと引いてしまう人もいると思うんですよ。だから、映画ではかなりコントロールしたんですが、そうはいっても瀧くんは思春期の少年なので、小説ではその部分を存分に出しました」と明かした。さらに、映画で瀧の声優を務めた神木隆之介について、「彼は美しくて魅力的な俳優さんではありますが、話すと漫画とかゲームとかアニソン歌手の話とかばっかりで、それこそ『やなぎなぎ、最高っすよね』という感じなんですよ(笑)。でも、メディアに出る時はそれをコントロールしていて、そういうのが今の若い子の内面と外面のリアリティーの一つなのかなというのは感じました」と語った。

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 マンガ部門で第1位に選ばれたのは、累計発行部数700万部以上、2016年4月にはアニメ化もされた『僕のヒーローアカデミア』。登壇した作者の堀越耕平が「選ばれたと聞いた時は『嘘だろ』と思ったんですが、国民投票で選ばれたことはとてもうれしいです」と緊張気味に語ると、MCがその堀越の様子に対して「作品の主人公は最初すごく弱いところからスタートするんですが、第1巻を読んでいるような気分になりました(笑)」というツッコミを入れて笑いを誘った。

 そして、アメコミ風の絵について堀越は「なかなか芽が出なかった時に、もう好きなものを書こうと思ったんですよ。それで、もともとスパイダーマンとかが好きだったので、絵をどんどん力強く、勢いをつけていきました」と語った。最後に、今後の展望について聞かれた堀越が「全然長く続けるつもりはなくて、なるべく短くまとめたいなと……」と語ると大きな笑いが起こったが、会場にいた担当編集は×のサインを出して苦笑いしていた。
(取材・文/小林ぴじお)

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