【アニメレビュー】ジャニス（CV.豊崎愛生）がライブデビュー！　神すぎるライブに心がぷりぷりするぷり～！

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――“大きなお友だち”の人気も集める女児向けアニメ『プリパラ』（テレビ東京系）を全力レビュー!!

■『プリパラ』3rdシーズン「神アイドル編」
＃138「誕生!?神アイドル」（3月14日放送）

アニメ『プリパラ』公式サイトより。

「神アイドルグランプリファイナル」決勝戦を制し、神ドレスと神ヒールを解放したそらみスマイル。やっと、やっと、神アイドルになれる――と思いきや、最後に大きな試練が。それは、プリパラの女神であるジュリィとジャニスとライブで勝負するというもの。今回の目玉は、なんと言ってもジャニス（CV.豊崎愛生）の初ライブなのでは。強いぞ……！

　さっそく無粋なツッコミをしますが、ジャニスさん、ジュリィと和解する前、ライブをする彼女を見て「女神がライブなんて……！」って怒ってました……よね？　まあ、今回はそらみスマイルが神アイドルにふさわしいのかを試す、儀式的なものなんだろうなと理解しております。

　でも会場には「女神に勝てるわけない」という声が。女神たちによれば、これはすべての神アイドル、もちろん伝説のアイドル・セインツも乗り越えてきた試練だと。それを聞いたそらみスマイルは、女神たちと戦うことを決意します。

　先攻はジュリィとジャニス。長い年月プリパラを見守ってきた2人は、すべてのアイドルの歌声を懐かしみながら、愛を込めて「Girl’s Fantasy」デュエットver.を披露！　豊崎愛生の歌声、そしてジュリィ役の上田麗奈とのハーモニーが素晴らしくてそれだけで泣きそう。加えて、ステージのスクリーンに、これまで2人が見てきたプリパラアイドルたちの映像が流れる演出ね……。2人のプリパラ愛をひしひしと感じる……！

　そんなライブに対し、『プリパラ』にまた名言が生まれました。「心がぷりぷりするぷり」。あ～^心がぷりぷりするんじゃ^～！　圧倒的すぎる女神たちのライブを見たそらみスマイルは絶望するどころか、心がぷりぷり（たぶんワクワク）して、早く歌いたくて仕方がない。

　でも、その気持ちを伝える歌がない――。じゃあ新曲だ！　めが兄ぃによれば、トーナメントは新曲NGでしたが、対女神戦はOKだと。そらみスマイルの新曲って結構久しぶり。

　その新曲は「組曲 フォーエバー☆フレンズ　～第一楽章～ I FRIEND YOU !!」。まさかの組曲！　この曲は、ジュリィとジャニスが歌った“アイドルへの愛”に応える曲。“友達への愛”を歌うらぁらたちの後ろのスクリーンには、アニメ第1期からの映像が流れていました。単純ですが、こういうことされるとおばさんすぐ泣いちゃいます。まさに『プリパラ』のテーマである「みんな友達、みんなアイドル」を歌ったこの曲。クライマックス感もあって少しつらい……。

　そして、突入する「～第二楽章～ LOVE IS FRIEND」。そらみスマイルのライブを見て、“何かを決めた”ジュリィとジャニスもライブに乱入します（対バンみたい）。でもこれは、女神たちがそらみスマイルを神アイドルに値すると判断したということ。

　メイキングドラマでは、神アイドルへの階段を登るそらみスマイルの先に、とある像が。うわー！　『プリティーリズム・オーロラドリーム』の主人公・春音あいらの像……！　あいらの像が指差す先には、神アイドルであることを証明する神ティアラが。『プリパラ』になって、雰囲気は随分変わってしまったけど、その根底にはやはり『プリティーリズム』があるって演出。クレジットを見たら、やはり（？）ライブ演出に菱田正和氏の名前がありました。

　めでたく神アイドルになったそらみスマイル。もちろん皆は祝福するのですが、その中で3年来のライバル・ドレッシングパフェは何も言わず、そらみスマイルをただ見つめるだけ。うれしいとも形容し難い、なんとも言えない表情にドレシ推しの筆者の涙腺は決壊……。

　すると、ここから怒涛の展開。プリパラのルールを破ったジュリィが“消えてしまう”時がやってきてしまいました（早い）。ジャニスにタクトを授け、システムに飲み込まれるジュリィ。するとジャニスが「一人では行かせない」とジュリィを救おうとする……のですが、2人まとめてシステムに飲み込まれてしまう、残ったのは女神のタクトのみ。すると、女神がいなくなった影響か、天空のステージが落ちていく……！　ど、怒涛すぎ！　よ～し、ライブをすれば、どうにかなるプリ！

　あと2話でどう回収していくのでしょうか。次回予告はなぜか昨年公開の劇場版『プリパリ』の映像をメインに使った、ハチャメチャな内容すぎて先が読めない！　予告くらい真面目にやれ～！（Byひびき様）。
（文・月島カゴメ）