女たちは、なぜあんなにも結婚にこだわるのか──ドラマ『東京タラレバ娘』第6話レビュー

 今回のドラマでは、様々な結婚の形が示された。不倫、セカンド、相手に自分を合わせる結婚、相手の夢を叶えるための結婚。

 性の多様化や、自由な生き方が認められる世の中になってはいるが、やはり、結婚をし子どもを育てて生きるというのが、人間の本筋であるとは思う。ただ、社会はきれいで正しい生き方をしている人だけで成り立っているわけではない。そこから脱落したものや、望んでそこに行かなかった人たちを排除するのはやはり正しいやり方とは思えない。

 ドラマのセリフにあったように、私も、子供の頃は当たり前に結婚して、当たり前に子どもを作るものだと思っていた。もちろん、それをこともなげにこなしていく人が大多数であることもまちがいはない。

 でも、どんなに頑張っても、うまくその道を歩けない人もいる。それだけは認めてもらいたい。

 結局、倫子は奥田と別れる。彼を見送った時、彼女の頭の中に、10年後の自分の声が響く。

「10年後も一人で、寂しくて後悔することになる」

 彼女は10年後、どんな思いで、この日を振り返ることになるのだろうか。

 一時はあれだけ婚活に勤しんでいた私も、結局願いが叶うことはなく、未だに独身のままだ。それが不幸かと言われれは、なんともいえないけれど、まあまあ悪くはない毎日かな、とは思っている。
(文=プレヤード)

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