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【アニメレビュー】主人公たちがキャラ変でめぐみん“あわわ”の可愛いカットが!『このすば!』第7話

【アニメレビュー】主人公たちがキャラ変でめぐみん“あわわ”の可愛いカットが!『このすば!』第7話TVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を! 2』公式サイトより

 異世界転生モノやファンタジー作品というと、いつか拠点の街から旅立て、異世界のあちこちを冒険して回るというのが王道だが、最初の街に居座り続け、いつの間にか魔王の幹部を次々撃破しているTVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を! 2』(TOKYO MXほか、以下、『このすば』)。

 しかし、第2期第7話「このふてぶてしい鈍らに招待を!」にして、ついにカズマ(声:福島潤)たちも最初の街・アクセルから水の街・アルカレンティアへ(結構不純な動機で)冒険の幕が開けるっ!――と思われたのが……。

 冒頭、なぜかキャラがおおいに変貌し、まるでセレブのようなやり取りを交わすカズマとアクア様(声:雨宮天)、というところからスタート。180度性格が変わってしまった2人を見て、めぐみん(声:高橋李依)が、まさに“あわわ”という可愛らしい表情で「気持ち悪いです!」と、ツッコミ!

 なぜこうなった。実は、“地獄の公爵”こと魔王軍の幹部・バニル(声:西田雅一)に、カズマが現代技術の知的財産権(ファンタジーで知財という単語を聞くとは思わなかった)を売るという話が億エリス単位のもので成立しそうということで、2人が舞い上がっていることからこうなったらしい。

 前話のラストでカズマの下半身に落書きしたことに怒っていると思い込んでいるめぐみんは(実際、儲け話が転がり込んでくるまで激怒していた)、「先日のことは謝ります!!」と涙目で謝罪。めぐみんが必死に頭を下げるこのシーンでは、彼女のお尻が強調されたアングルから、太ももから微妙なところにかけてが実に力が入った作画となっていた。まさかめぐみんにまで「はいてない」疑惑が及ぼうとは。いいぞ、もっとやれ。

 しかも、その稼いだ金で冒険者を雇い魔王を倒すという金の力=武力という清々しいまでのクズっぷりの発想をするカズマに、ダクネス(声:茅野愛衣)がどこまでクズになっていくのか妄想して興奮を禁じ得ずはぁはぁ……。一人心配し、突っ込み役に回るめぐみんが常識人なのではとすら思えてくる構図に。

 と、ここまでがふざけるパートだったらしく、真面目な話、カズマは前話で折った首が痛むのでそれが治るまでは休みたいらしい。するとめぐみんが温泉のあるアルカレンティアへの旅行を勧め、明らかに“温泉回”狙いのカズマが即決。ついに、物語の舞台が次の街へと動く――。

 ウィズ(声:堀江由衣)も加えて乗り合い馬車でアルカレンティアへ向かうことになったカズマたちだが、その座席を巡ってアクア様とカズマがじゃんけん。ここでカズマに秘められた“チート能力”というじゃんけんに負けない(あまり使いどころのなさそうな)技能が発動! 予想どおりアクア様はカズマにまったく歯が立たず負けてしまうのだが、ここのくだり、天ちゃんの感情をコロコロ変える演技とアクア様の泣く表情も可愛スギィーで、アクア様には悪いけど、すごく癒やされるシーンとなった。

 馬車でアクセルの街を出るシーンは、あまりセリフもないが、異国情緒にあふれていて、ここまでの会話劇に対して緩急の“緩”となる、『世界の車窓から』のような良い感じの箸休めに。なぜか、荒くれ者が一行を見送り素敵にサムズアップ。演じる稲田徹さんは一言笑うのみでギャラが発生してたようだが(クレジットに名前あり)、本当に声優の使い方が豪華すぎ!

 さて、あっさりアルカレンティアにつくかと思いきや、そこは『このすば』。そうすんなり行くはずもなく、カズマが遠くの方から馬車に向かってくる土煙を発見。

 これが“走り鷹鳶”なるアダマンタイトめがけてチキンレースをするという凶悪なモンスター群……ということを馭者のおじさんが解説するのだが、ここでは2期4話でも見せた、猫のようなけもの・ちょむすけがウィズのおっぱいを揺らしまくるというカットを差し込んでくる……初見ではそっちの方に目がいってしまい、おいちゃんの解説はまったく頭に入ってこない(苦笑)。

 ダクネスが着ている鎧がアダマンタイトの成分も混じっているため“走り鷹鳶”が襲撃してきたということを察知したカズマ。みんなに気づかれる前に、自分で“火消し”を開始する。馬車を護衛する冒険者たちがいるにもかかわらず、最前線に飛び出していくダクネスに羨望の眼差しが向けられる。

 ダクネスは単にいつものドM気質を発揮して興奮しているだけなのだが、あいかわらず周囲はいいように取り誤解のギャップが笑いを生む中、冒険者が放った縄で縛ることを目的としたバインドの魔法に飛び込む“事故”が起こり、縄に縛られ身動きがとれないなか大群が迫ってダクネス大ピンチ(ダクネスの興奮度がMAXともいう)のなか、エンディング曲へ……って、ええっ! 温泉へ行こう、と期待させておいて、温泉にたどり着かないまま、ここで終わりかよ!? この辺もさすが『このすば』というか、『このすば』でしか許されない展開というか。

 次回はダクネスが悦び、かやのんがあられもないセリフを言うような展開となることしか想像がつかないのだが、“温泉回”までたどり着くのか、そしてどんな温泉シーンを描いてくれるのか、楽しみだ。
(文/ティエリア88)

【アニメレビュー】主人公たちがキャラ変でめぐみん“あわわ”の可愛いカットが!『このすば!』第7話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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