「このサクセスストーリーハンパねぇ!」『ドラゴンボール超』全破壊神のキャラデザ半分を“とよたろう”が手がける快挙

「このサクセスストーリーハンパねぇ!」『ドラゴンボール超』全破壊神のキャラデザ半分をとよたろうが手がける快挙の画像1『VジャンプWEB』より。

 2月21日に発売された「Vジャンプ」(集英社)4月特大号で、同誌連載中の『ドラゴンボール超』(原作:鳥山明、漫画:とよたろう/集英社)の全破壊神のキャラクターデザインが公開された。鳥山明がデザインしたものにまじって、多くのキャラクターを“とよたろう”が手がけているということでネット上では「重要なキャラまで任されるようになるとは… すさまじい出世だな!」と驚きの声が上がっている。

「Vジャンプ」で公開されたのは、で絶賛放映中のTVアニメ『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)の「宇宙サバイバル編」に登場する破壊神たちの描き下ろしキャラデザ。全12宇宙の破壊神が描かれており、その内訳は、鳥山4、とよたろう6、鳥山明ととよたろうの合同デザイン2体。

 一見しただけではそのクオリティにも遜色はなく、「中々の出来だな」「とよたろうのデザインが昔の鳥山っぽくていいじゃねぇか!」とネット掲示板などで称賛の声が上がっている。そして何よりもとよたろうがキャラデザの描き下ろしを任されていることに「同人やってたやつがこのポジションまでたどり着くってサクセスストーリーハンパねぇな!」と驚きを隠せないファンが多い様子。

 とよたろうはそもそもプロのマンガ家ではなく、“toyble(といぶる)”という名義で『ドラゴンボール』のその後の物語である同人作品『ドラゴンボールAF』を描いていた人物だと言われている。自身のブログでも作品を公開し(現在は削除済み)、その高いクオリティが注目を浴びていた。その後の経緯は定かではないが、「Vジャンプ」15年4月号から掲載された『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の絵を担当することになり、さらにマンガ版『ドラゴンボール超』でも絵を務めるまでになった。

 映画のキャラデザもほとんど人に任せない鳥山が、今回破壊神の半分をとよたろうに任せているのは相当の信頼があるためと考えられる。そのことが垣間見えるのが、『ドラゴンボール超』1巻発売記念として、『Vジャンプ』の公式サイトに公開された鳥山ととよたろうの対談だ。とよたろうが“描けば描くほど鳥山との差がはっきりする”と謙遜すると、鳥山は「いやそんなことないよ! 最も僕にちかいかもしれない。なかなかいないんですよ!」「とよたろう先生みたいにお話としてもっていける作家さんというのは! ネームがしっかり描けているのが素晴らしい!」と大絶賛している。

 同対談で「これが仕事にできてしまうなんて… いまだに信じられないくらい」と語り、自身でも本業になったことが信じられない様子のとよたろう。今後も鳥山が認める実力で『ドラゴンボール』を盛り上げ続けていただきたい。

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