『弱虫ペダル NEW GENERATION』 腐女子的レビュー！ 第6話〜石御が付き合ってる〜

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　1期2期と燃え尽きて萌え尽きた『弱虫ペダル』！　箱根の山を駆け抜けたIH編が終わり、ついに楽しみにしていた3期が始まりました。今期もバリバリ”腐女子目線”での歪んだ（けど愛だけは無駄にある）感想をお届け致します。

　今期は巻島たち3年生が引退し、まさにNEW GENERATIONな新世代が主役。腐女子的な意味でも屋台骨だった3年生が抜けて、新生総北は一体どうなる!?

※これまでのレビューはこちら

■『弱虫ペダル NEW GENERATION』 RIDE.6「鳴子VS御堂筋」

『弱虫ペダル GRANDE ROAD』公式サイトより。

【6話のあらすじ】
　地元大阪の草レース場で御堂筋と”大切なもの”を賭けて勝負することになった鳴子。総北で揉まれて成長した圧倒的なスピードで御堂筋をリードするも、鳴子の純粋な走りに触発された御堂筋が覚醒し、猛烈な追い上げでレースは混戦へ。一方、箱根学園では福富たち3年生と泉田たち2年の世代交代レースが始まろうとしていた。

　石御が付き合ってる！！！！！！（大声）

　これは……付き合ってるな……？　いや逆に付き合ってないのか……？　腐女子だけどわからない、石垣クンが御堂筋を好きすぎて脳が理解までたどり着かない……薄い本ですら読んだことがない圧倒的な石御が動いてる……。

　原作が最大手、久しぶりにこの言葉を魂で理解しました。「御堂筋！」ってすぐに言いそうな石垣クンが最後まで冷静に見守ってるの、IHを経て石御の関係も新しい走り方に変わってきたのを感じますね。石垣クンは御堂筋以上に御堂筋のことをわかってるのでは？

　それは御堂筋に対して盲目だった石垣クンが、御堂筋のIHリタイアと石垣クンの部活引退で初めて距離ができたことで、冷静になると同時に”人間”として見た時に愛を感じ始めたからでは……？　（などと言った直後に御堂筋が脱皮しますが、脱皮したら人間じゃないということはペダルではありません）

　さて本編！　鳴子はスプリンターとしての命運を、御堂筋はまさかの京伏としてのIH出場権を賭けての勝負。IH以来に御堂筋がギラギラしてる!! IHの間もずっと言ってた「純粋な勝負」、小野田くんとマァナミが対象かと思ったら鳴子まで！

　総北にも強力なクマとモグラがいる（先輩に対してモグラはひどくない？　鳴子……ｗ）とはいえ、純粋な”ライバル”じゃないと味わえない燃え尽きるような勝負に鳴子も久々に見せるようなギラつき。石垣クンの言うとおり、まさにお互いに引き合ってるような走り……かっこいい〜〜！！　御堂筋も鳴子もお互いの走りがどれほど凄いか肌で感じてるのがアツい！

　ところで、奈良天理学園と阪大付属にボーイズなラブ発生してない？　目ざとい腐女子だから些細なホモまで見逃さない！

　御堂筋、作画も遊佐さんの演技もIH超えて吹っ切れたのか、2期より”凄み”が渦巻いてます（笑）。そして御堂筋と言えば石垣クン！　こちらもなんか雰囲気が変わって心なしかアガペーみを感じる……（※イメージ上の映像です※）。

　とはいえ、脱皮して（？）上半身裸でYO！　SAY！　チャリが胸を刺激する生羽魅惑のマーメイド（？？）状態のチームメイト見て「それが次の姿か！」って、一瞬で受け止める石垣クンすごくない？　御堂筋に憧れてるとかいう言葉で済ませられる範囲、すごい勢いで超えてない？　すべてまとめて愛してるの？　知ってた―！！

“俺にはそれが自分の殻を破る衝撃を待ってるように見えた”って……久々にホモチャリポエム（※弱ペダ特有の男同士の距離が近いモノローグのこと）の本領を見たよ……。

　石垣クンは御堂筋クンの裸の背中に手を伸ばして何をする気だったんでしょうか。控えめに申し上げても抱きしめる前にしか見えないけど、いつから同人誌を読んでいないと錯覚していた……？（？？？）

　そして（物理的に）一皮むけた御堂筋と鳴子の勝負！！　御堂筋クンが鳴子を見て、覚醒して、鳴子を見なくなった……！！！　あと羽が生えた！　けどペダルではよくあることだから大丈夫、真波も生やしてたから大丈夫！！

『弱虫ペダル GRANDE ROAD』公式サイトより。

　ついに追い抜かれた鳴子、スプリンターとしてのプライド、地元の誇りを賭けて走る！！　自分の背負ってきたものを燃やすように走るんですよね。鳴子、実は勝った回数ってそんな多くなくて、派手で意地っ張りで、貪欲で……鳴子〜〜〜！！！！　好き……それでもスプリンターでいたいだよね、鳴子……！

　けれど自転車の勝負は勝つか負けるかしかない。最後は御堂筋が逃げ切って、鳴子はスプリンターをやめることに……。ぐう……髪ボッサボサの鳴子メッチャかわええ……腐女子でごめん……下手くそな泣き顔にちんちんふっくらして本当にごめんな！！　尊い！

『弱虫ペダル GRANDE ROAD』公式サイトより。

　この、石垣クンの「悔しさは人を何倍も強くするんや」ってセリフ。鳴子の慟哭と相まって何とも切ない。この言葉、IHで今泉にちぎられて走りきれなかった御堂筋のことで、これから始まる追い出しレースで争う総北のエースたちのことで、3年間頑張ってきた部活で最後に1年生に圧倒された自分のことでもあるんだろうな……。合宿リタイアから再起した手嶋と青八木のことでもある。みんな負けたことがあるから勝つために立ち上がれる、弱ペダ屈指の名台詞！！

　そしてここで初めて、石垣クンは御堂筋よりさらに先の未来を見てることが分かるんですよ！　石垣クンは引退するし、御堂筋の殻を破るような力はない。残酷だけど、そこまでの才能は何年頑張っても持てない。でもライバルに囲まれて御堂筋が走れることを、負けてもまたレースを楽しめることを歓迎してるんだな、IHで御堂筋に救われた時みたいに。

　これはもうアガペー通り越して母……しかしバブみを感じてオギャれないタイプの母……。愛を突き詰めると母になる、これってトリビアに（なりません）。

『弱虫ペダル GRANDE ROAD』公式サイトより。

　オールラウンダー転向が決まった鳴子が、スプリンターとしてもオールラウンダーとしてもガツガツ成長する姿がとても楽しみですね。でも今はいっぱい泣いて鳴子……タオル洗濯してあげる……お小遣いもいっぱいあげるからタコ焼き食べて帰っておいで……（孫みを感じて祖母る）。

　次回、RIDE.7「最後の走行会」！

　箱学回が来たぞーーー！！　祭りだーー！！！　久しぶりに出てきた推しを見た瞬間の「お前……キレイになったな……」感はスゴイと私の中で定説ですが、元から走れる上にトークも切れてさらにこの美形な東堂が、さらにキレイになったな！　ラブラブ遠恋電話の魔法かな!?　荒北がなんかちょっと見ない間にエロさマシマシになった気がするので、部活引退して処女も引退したのかなと思いました。おめでとう。

　ところでCパートの石垣クンと御堂筋、一緒に電車で帰るほど仲いいんですね……？　御堂筋クン明らかに一人で帰るタイプなのに、仮に石垣クンから近寄ってきてたまたま同じ方向だったとしても追っ払ったりはしないんですね……。へえ……。

　夕焼けの時間帯ってことは部活ない日かな、はたまた休日練習の帰りかな。この近くはないけど遠くもない距離感で並んで座って……。よく見たら居眠りする石垣クンを御堂筋が見てる……？
　やっぱりこれは知ってたけど付き合ってるな！！　知ってましたーーー！！！！！（腐女子特有の妄言）
（文／祭屋みきぽ）