『BIOHAZARD』最新舞台は篠田麻里子奮闘もフォローし切れず!? 東幹久の配役変更に記者たちは“混乱”も

1702_bio.jpg舞台『BIOHAZARD THE Experience』公式サイトより。

 昨年、ゲーム第1作の発売から20年を迎え、同年末には日本でもミラ・ジョヴォヴィッチ主演の実写映画版シリーズ最終作『バイオハザード: ザ・ファイナル』も公開されるなど、アニバーサリーイヤーとあって何かと話題となっていた『BIOHAZARD(バイオハザード)』シリーズ(カプコン)。

 そんな『バイオハザード』シリーズの舞台版『BIOHAZARD THE Experience』が現在上演中だ。こちらは日本を舞台に、謎の洋館の中で目覚めた13人の男女が、ゾンビたちに襲われながらも脱出を目指すというホラー作品。そのゲネプロが10日に開催されたというのだが、当日の模様について演劇関係者がこう話す。

「『BIOHAZARD』は主人公たちが使う武器も楽しみの1つです。今回の舞台にもハンドガンにショットガン、マグナム、さらにはコンバットナイフなども出てくるには出てきたのですが、人型の敵が多かったりすることもありグレネードやロケットランチャーと大型の武器が出て来ずじまい。そのへんの迫力というのはちょっと物足りない感じでした」

 さらに、本作には主演を務める横浜流星とともに、AKB48卒業後、女優としてはパッとした活動のない篠田麻里子がヒロインとして役出演でも話題となっている。彼女の演技は果たして……。

「篠田が演じるのは物語のキーマン。後半にはそれまでに隠していた本心をむき出しにする、感情を激しく表現するシーンがありました。しかし、登場人物が13人も出てくることもあって尺が不足気味なのか、心情を作っていく感じや伏線の張り方などでドラマ性が深く描き切れずで、篠田の豹変シーンも唐突な感じが否めませんでした……。

 彼女も頑張って演じてはいるのですが、そこに割かれる尺も厳しいようで、シナリオが篠田をフォローできずに終わっていて、舞台への感情移入が中途半端なまま進んでいるように感じました」(前出の演劇関係者)

 大人気ゲーム『BIOHAZARD』シリーズの名を冠するだけに、どうしても辛口な見方にもなってしまいがちだが、逆に光る部分もあったのだとか。

「恐怖演出としてはほかの舞台ではなかなか見ることのできないほどレベルが高く、アンサンブルのゾンビを演じるキャストたちが頑張っている感じがしましたね。劇中でも(客席の)間近まで来てくれるし、ある道具を使って“異音”を演出してくれたり、歯は殺しているでしょうけど、チェーンソーを実際に電源を入れて振り回すシーンもあって、機械油のにおいも劇場中に漂ったりと、音やにおいなど五感に訴える恐怖は圧巻でした。それと、『かゆい……うまい……』のいわゆる“かゆうま”もセリフとしてあったり、ニヤリとさせられるシーンもありましたよ」(前出の演劇関係者)

 なお、この日は記者向けの囲み取材もあったというのだが、「今年1月の制作会見では東幹久が“ジンノ”という役で発表されていたのですが、配役の変更が発表されていました。その東が演じる役は急造だったのか、囲み取材前には東がジンノ役という配役表が配られており、取材終了後に急いで配役訂正されたものがマスコミ向けに配られてました」(前出の演劇関係者)と、裏側は混乱でバタバタだったよう。

 3月の神戸公演まで続くという本作だが、“Experience”を積んで、次なる『BIOHAZARD』舞台につなげることができるのだろうか……。

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