『ユーリ!!! on ICE』“ユリオ”のキャラ原点はグランゾート!? 応援上映会の様子とは

『ユーリ!!! on ICE』ユリオのキャラ原点はグランゾート!? 応援上映会の様子とはの画像1『ユーリ!!! on ICE』公式Twitter(@yurionice_PR)より

 昨年10月から全12話が放送され、女性アニメファンを中心に大人気を獲得したフィギュアスケートアニメ『ユーリ!!! on ICE』(以下、『ユーリ』)。

 いまだ熱視線が送られる『ユーリ』の放送終了後、初めてキャスト・スタッフが集結し、『まだまだ滑走しちゃうよ!「ユーリ!!! on ICE」トークショーライブビューイング&オールナイト上映会』が11日に開催された。

 イベントでは豊永利行(勝生勇利役)、諏訪部順一(ヴィクトル・ニキフォロフ役)、内山昂輝(ユーリ・プリセツキー役)、原案やキャラクターデザイン担当したマンガの久保ミツロウ氏がトークを繰り広げ、全国48館でもライブビューイングがされるほどの注目度だったこのイベント。

 会場となったTOHOシネマズ六本木ヒルズでのイベントは即完になったというが、これに当選したというラッキーな20代女性ファンが当日の模様をこう語った。

「イベントではさまざまな裏話が話されていたんですけど、各キャラクターの演じ方についても語られることがあったんです。諏訪部さんはヴィクトル役について『演じたという感覚があまりないですね』『言い過ぎちゃうとヴィクトルだったみたいな』と、相当に役に入り込んでいたよう、豊永さんも大きくうなずきながら聴き入っていたのが印象的でした。

 それだけに、またヴィクトルを演じることになれば『スタートラインに戻る感じがありますね』と、感覚を取り戻すのは難しいのかも……という雰囲気でした。さらに踏み込んで演技プランのことも話されていたんですけど、諏訪部さんはそれについてはあえて語らず、『人の数だけ正解がるものだなって』と、“視聴者のご想像にお任せします”と、私たちの想像の余地を残してくれて、思わず小さく拍手しちゃってました」

 キャラクターについては、“中の人”のことだけでなく、デザインについて久保氏から語られることも。

「勇利はキャラクターデザインの平松禎史さんも描きやすいものを意識していたとのことでした。一方で、ヴィクトルは、久保さんが思っていたクオリティーのものを平松さんが上げてきたらしくて、『こんなに可愛いキャラの描き方があるんだとアニメから教えられて』と、すごく参考になったと仰っていました。そして“ユリオ”ことユーリは、久保さんは『私の中にある、金髪碧眼キャラというので、魔動王グランゾートのラビとか、聖闘士星矢の白鳥星座の氷河(キグナスのヒョウガ)とか』と、古い作品を引き合いに出しながら語っていて。この辺をかなり意識されてたみたいです(笑)」(前出の20代女性)

『ユーリ』というと、スケートシーンのアクションが気持ちいいくらい動いたことでも、放送時は話題となったが、高クオリティを保つためかやはり制作側のスケジュールはキツキツだったようで……。

「最終回は『普通のアニメのカット数の2倍だったんです』と、スタッフさんが作品に相当な情熱を注いでいたのが分かるようなエピソードも、久保さんはお話していました。その最終回は、本当は水曜日に納品しないといけないところを、諏訪部さんが『普通ではありえないラインでしたけど、僕も月曜日に録って』というほど、本当にギリギリな状況だったとお話しされてました」(前出の20代女性)

 なお、イベントタイトル通り、オールナイトで全12話を大スクリーンで上映。さらに場面によって歓声や拍手、サイリウムを振ることもOKという応援上映だったこともあって、深夜の劇場には黄色い歓声が飛び交っていたという。

「勇利のキメポーズとか、ヴィクトルとのハグや顔を近づけるシーン、指輪シーンの場内の沸き立ち具合はすごかったですよ(笑)。中には泣いている人もいて、思わずもらい泣きもしちゃったりして……。もちろん主人公たちだけじゃないキャラクターの演技終了の瞬間とかも拍手が起こったり、一体感がありましたね」(前出の20代女性)

 さまざまな裏話が飛び交うファン必聴のイベントとなったようだが、「この日のイベントMCは、テレビ朝日の三上大樹アナウンサーでした。劇中で諸岡久志アナ役で出演していた加藤泰平アナの姿はありませんでした」とのこと。

『ユーリ』の放送期間中に同じ局の田中萌アナと不倫報道があったが、その影響だと考えられそうだが、特に事情は語られることはなかったよう。

 TV版の最終盤では勇利が「僕と一緒にあと一年、競技生活続けてください!」「金メダル絶対取ります」と次にもつながりそうなセリフを残したり、ラストシーンにも『See You NEXT LEVEL』とあったが、豊永も諏訪部も再びキャラクターを演じたいと熱弁を振るっていたのだとか。ファン待望の2期はやってくるのだろうか? 今後もイベントがめじろ押しとなるだけに注目が集まりそうだ。

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