ジーンとグロッシュラー長官の過去とは？　これから物語が大きく動きそうなアニメ『ACCA13区監察課』第6話レビュー

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■フラれたジーン、一方のモーヴ本部長は怪しい動きを……

　今話で個人的にグッときたのは、モーヴ本部長に「案外君は役に立たんな……」と言われ、しょんぼりするジーンをニーノが何も言わず（←ここ重要！）ポンッとジーンの肩を叩いたシーン。何か言葉をかけるわけでも、スルーするわけでもない、このニーノなりの励まし方に、思わずときめいてしまったのは私だけではないはずです（たぶん）。

　前話ではニーノがジーンを監視していることがバレてしまいましたが、一見すると“裏切り”ともとれるこの行為をジーンは咎めることもなく、その後も一緒に食事に行ったりと、これまで通りの付き合いを続けていました。今回のこのちょっとしたシーンからも、そういった2人の友情や絆の強さを感じます。しかも、その後はジーンのヤケ酒（？）にニーノが付き合ってあげたみたいだし！　二日酔いでやつれた顔のジーンもなんかかわいかった！

　また、これまでは流されるままだったジーンが、このモーヴ本部長の言葉をキッカケに、「本部長のため……」と何とかクーデターの情報を集めようと、次の監察地・ハレ区で自発的に奮闘する姿もいじらしくてかわいかったです。これまでは傍観者だった彼が自発的にクーデターの流れの中に飛び込んだことで、当事者へとなりました。ここから物語が大きく動いていきそうな予感！

　さて、今話では、「もらいタバコのジーン」というジーンの異名の由来も明らかになりましたが、王室でバカ王子が口にした「33年前のあの不幸」というのも気になるところ。ジーンの両親が亡くなった列車事故と何か関係があったり……？　ニーノは30年間ジーンの監視をしていると言っていたし。また、モーヴ本部長も「やはり私が動かなければな」と、なにやら部下たちと動き始めたみだし、もしかして、本部長もクーデター派だったり……!?　と、謎は深まるばかりです……。

　話が逸れますが、アニメ放送日当日はバレンタインデーだったこともあり、アニメ公式Twitter（@ACCA_anime）で展開されているイラストドラマでは、学生時代のジーンとニーノがチョコ談義をしているのですが、こちらも何ともかわいらしいので是非チェックしてみてください！
（文／ICHIGO GYUUNYUU）

 
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