発売間際の『モンスターハンターダブルクロス』(MHXX) 特大ボリュームの体験版配信に全国のハンターが歓喜!

発売間際の『モンスターハンターダブルクロス』 特大ボリュームの体験版配信に全国のハンターが歓喜!の画像1『モンスターハンターダブルクロス』公式サイトより。

 株式会社カプコンの大人気ハンティングゲーム『モンスターハンター』シリーズ。発売を3月18日に控えた、シリーズ最新作『モンスターハンターダブルクロス』(以下『MHXX』)の、無料体験版が本日2月15日に配信開始! それを受けたユーザーの反応、実際にプレイしてみた所感などを簡単に紹介したい。

 体験版で狩猟できるモンスターはイャンクック(初級)、ボルボロス(中級)、ベリオロス(上級)の3種類。いずれもこれまでのシリーズプレイヤーには馴染みのモンスターだ。マップはそれぞれ古代林、新砂漠、雪山。復活マップである「新砂漠」は段差・流砂によって評判の芳しくなかった旧砂漠と対照的に、平坦な地形が多く戦いやすい印象を受ける。

 使用できる武器は片手剣から弓に至るまで14種類がフルに揃い、ニャンターも武器種と数えれば総計15種類。それぞれに「ギルド」「ブシドー」などの従来スタイル、さらに本作から登場した「ブレイヴ」「レンキン」スタイルが加わり、武器種ごとのスタイルバリエーションは6つまで増えた。すべて使い終える頃には製品版が発売しているのではないかとすら思える、圧倒的な体験版ボリュームである。

 ダウンロード解禁された15日の午前中からTwitter、2ちゃんねる掲示板などでユーザーたちが活発に発言し、とりわけTwitterではおおむね好意的な反応。コアユーザーが集い、辛辣な意見が多い2ちゃんねるでも、前作『モンスターハンタークロス』(以下『MHX』)からの改善を喜ぶ声が目立つ。

 話題は新スタイル2つのうち「ブレイヴ」に集中している感があるようだ。モンスターの攻撃を華麗にいなしながらゲージを溜め、ブレイヴ強化状態になった時の強さは、どの武器種でも圧倒的。

 たとえば前作『MHX』で仕様変更の煽りを受け、微妙な評価だったガンランスだが、本作のブレイヴ状態では「竜撃砲のチャージ時間が大幅短縮」「連続砲撃で威力アップ」など強化が著しく、中毒性のあるスタイルに仕上がっている。残る「レンキン」スタイルも非常にユニークな戦い方が可能なのだが、本領を発揮できるのは製品版発売後、オンラインプレイ人口が増えてからだろう。

 既存のシステムにも全体的な調整がされたようだ。たとえばブシドースタイルにおいて、前作ではジャスト回避した直後に段差へ引っかかってしまい、不本意な被弾を強いられていたが、段差をそのまま越えられるよう改善された。小さな変化だが、これこそユーザーの待っていた仕様だと言えるだろう。

 さらに、「設置済みのトラップを任意に破壊できるようになった」「大剣がジャスト回避後、移動しながら溜められるようになった」「ニャンターのブーメランを高さ調節できるようになった」「狩猟笛の旋律効果ウィンドウが画面中央から移動できるようになった」など、数え切れないほどの嬉しい仕様変更が見られる。

 もちろん気になる点もなかったわけではない。前作でユーザーからの指摘が多かった「モンスターのエリア移動頻度が高すぎる」問題は、この体験版でも引き続き残っていた。本作の目玉であるブレイヴスタイルは強化に時間制限があるため、移動するモンスターをあちこち追い回す仕様との相性は悪い。製品版で改善されていることを願いたい。

 また、1つの武器ごとに6つのスタイルが実装されたことで、操作がさらに煩雑化した印象も否めない。ブレイヴスタイルのガンランスを例にすると、ユーザーはすべての基本操作をおぼえた上で、画面に表示される「HPゲージ」「スタミナゲージ」「砲撃の残弾」「切れ味ゲージ」「ヒートゲージ」「ブレイヴゲージ」「各種のステータス異常」を同時管理しなければならない。シリーズ物の宿命とはいえ、新要素の追加につぐ追加は、新規ユーザー参入の障壁になってしまうおそれがある。好きな武器とスタイルに特化して極めていくなど、ユーザー側にも取捨選択が求められるだろう。

 それらを踏まえても、体験版全体の評価は「非常にすばらしい」と言いたい。お祭りゲームだった『MHX』から各種要素をブラッシュアップさせ、新要素も満載。新たな看板モンスター、新たな二つ名モンスター、新たな難関クエストが加わり、ハンターたちの心を躍らせてくれる。約1カ月後に迫った発売日を心待ちにしながら、体験版をすみずみまで遊び尽くそうではないか。
(文/浜田六郎)

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