「ついに、シン・エヴァか!?」ブルーリボン賞受賞の『シン・ゴジラ』庵野秀明監督の次回作は果たして……!?

「ついに、シン・エヴァか!?」ブルーリボン賞受賞の『シン・ゴジラ』庵野秀明監督の次回作は果たして……!?の画像1映画『シン・ゴジラ』公式サイトより。

 観客動員数500万人を突破し、先月には興行収入82億円を超え、2016年の日本興行収入で実写映画1位の記録を打ち立てた庵野秀明監督の映画『シン・ゴジラ』。東日本大震災や核問題などを意識したリアリティーあふれるテーマを、最新の技術を用いて映像化し、従来の特撮マニア、ゴジラファンのみならず、幅広い人々から高い評価を得て、昨年7月の映画公開開始から現在にいたるまでの、異例のロングラン上映を続けている。

 同作は興収のみならず、各賞レースでも高く評価されており、「2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テン」脚本賞、「ぴあ映画生活ユーザー大賞2016」大賞、「第26回東京スポーツ映画大賞」監督賞、「第40回日本アカデミー賞」では優秀作品賞をはじめとした10部門(※受賞数は11)を受賞、「第71回毎日映画コンクール」では日本映画大賞をはじめとした3部門を受賞。

 さらに、「第59回ブルーリボン賞」では、特撮・怪獣モノ作品としては初となる作品賞を受賞し、8日の授賞式には、「本来は総監督の庵野秀明が来るべきだが、こういうことを見越して、あの男は用事をぶち込んでいたので、私が来させていただいた」と、庵野監督とともにメガホンをとった樋口真嗣監督(特技監督)と、本作の主役「ゴジラ」の着ぐるみが登壇(人間以外の登壇は初だとか)。並んで表彰状を受け取る姿が各メディアで報じられるなど、話題を提供した。

 なお庵野監督は、5日に開催された「キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式にも姿を見せておらず、代理として同作のエグゼクティブプロデューサー山内章弘氏が出席。壇上で山内氏は、「監督はすでに次回作の制作に入られています」とコメントし、ネット上を中心に「ついに、シン・エヴァか!?」と、期待の声が上がっているようだ。

「シン・エヴァ」こと『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は、12年11月公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』と同時に制作が明らかとなったものの、庵野監督の体調不良により制作は休止。それからおよそ2年半後の15年4月に制作が正式に発表されたのだが、同時進行での制作が明かされた『シン・ゴジラ』が先に公開され、昨年11月の株式会社カラー10周年記念展では、庵野監督が『シン・エヴァ』の公開時期は「分からない」と弱気の発言をし、ファンからは悲痛な諦めの声が上がっていた(参照記事)。

 しかし、それとほぼ同時期に公開された新潮社が運営するニュースサイト「デイリー新潮」のインタビューでは、「これからしばらくは『シン・エヴァ』で手一杯です」と発言していた庵野監督。また、『ヱヴァ:Q』で総作画監督を務めたアニメーター・本田雄氏が昨年10月にイギリスで開催されたカルチャー・イベント「MCM ロンドン コミコン2016」に出演した際、「私たちは、実際にシン・エヴァンゲリオンの映画に取り組んでいます。最後のエピソードになるので、忍耐強くお待ちください」とコメントしている。どれくらい進行しているのかはさっぱり伝わってこないが、『シン・エヴァ』の制作が進行中であることは、間違いないだろう。

 一方で、山内氏は「次回作」と触れただけで、次回作が『シン・エヴァ』と明言したわけではないことから、「どうせエヴァじゃないんだろ」「もうエヴァはいいよ」「時間の無駄」などとネガティブな意見もあるが、「15分アニメでいいからエヴァ〆ろ」「とりあえずエヴァを終わらせてくれ」「エヴァはよ!」と、やっぱり『シン・エヴァ』の公開を熱望する声も多い。中には、「マジか 前回良すぎて超えられるか微妙だけど期待しとこう」「ぶっちゃけ何でもいい 今の庵野なら期待できるし」といった声も……。

 次回作は『シン・エヴァ』なのか、そしていつ公開されるのか。『シン・ゴジラ』なみの話題かつヒット作を期待したいところだが果たして……!?

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