『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』栗田貫一、浪川大輔の奮闘称える「本当の意味で石川五ェ門になった」

『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』栗田貫一、浪川大輔の奮闘称える「本当の意味で石川五ェ門になった」の画像1(左から)浄園祐プロデューサー、浪川大輔、栗田貫一、小池健監督

 TVアニメ『LUPIN the Third~峰不二子という女~』のスピンオフ劇場アニメ『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』(2014年)に続いて製作された、『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』が4日、新宿バルト9で公開初日を迎え、石川五ェ門の声を担当する浪川大輔、ルパン三世役の声を担当する栗田貫一、メガホンをとった小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇した。

 石川五ェ門の若き日にスポットを当てた本作で、五ェ門の声を担当した浪川は11年に井上真樹夫から五ェ門役を引き継いだが、本作への思いは誰より強かったようす。登壇すると「みなさんに思いっきり背中を支えてもらいながらなんとか初日を迎えました」としみじみと振り返った。

『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』栗田貫一、浪川大輔の奮闘称える「本当の意味で石川五ェ門になった」の画像2ルパン三世役の栗田貫一

「五ェ門に対するこだわりは僕自身もありましたけど、みなさんの五ェ門への思い入れや期待を裏切らないのが第一条件だとやっていました。息を吐くシーンひとつをとっても何テイクも重ねてやりました」と本作での苦労を紹介すると、栗田も「五ェ門が火の中で我慢しているところとか、熱いという言葉を使わないでそれを表現しなければいけないのでよけい難しい。(浪川の収録を)後ろで見ていて大変だなって。本当に何回も何回もやり直していて、それを見守っているルパンみたいな瞬間が何回もあった」とコメント。

 また、栗田が「作品を収録しているときから浪川が悩み苦しみ、それを乗り越えて作った作品。浪川が本当の意味で石川五ェ門になった作品だと思います」と浪川を絶賛すると、「そう言っていただけるとうれしい」と、大感激の面持ちだった浪川。「最初はいろんな事考えていたので楽しめなかったけど後で楽しめるようになった。初日を迎え、僕の中ではだいぶホッとさせてもらっています。石川五ェ門という役をこれからもプレッシャーを感じながら演じていければ」と笑顔を見せた。

『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』栗田貫一、浪川大輔の奮闘称える「本当の意味で石川五ェ門になった」の画像3石川五ェ門役の浪川大輔

 前作の『次元大介の墓標』に引き続き、本作はPG12作品。過激で激しいアクションとアダルトな魅力が売りだが、キャラを演じる声の出し方も違ったといい、栗田は「ポピュラーなルパンの声は、ピアノの鍵盤でいうと真ん中から上の音。でも今回の小池ワールドはピアノの一番下から弾かなきゃいけないという感じがあった」と苦笑い。「ルパンは公開されるたびに顔(のタッチも)も変わっていって、それでもちゃんとルパンって言われるのがすごい」とにっこり。

 浪川も「車のねじれ方とか往年の『ルパン』だなという感じがした」と感想を述べると、「五ェ門が珍しく刀で受けるというシーンがあって、それはたぶん今まで誰も見たことがないんじゃないかって」とこれまでと少しテイストの違う本作の見所をうれしそうに紹介していた。
(取材・文/名鹿祥史)

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