生きたトンボが操縦可能に! 注目を浴びる“バイオドローン”技術

 近い将来、部屋に入ってきた蚊やハエをうかつに見逃せない時代が来るかもしれない。それは、見た目も動作も完全に生き物なのだが、何らかの目的で誰かに操られ、アナタの部屋の中を監視しているかも!?

1701Tiny-backpack_.jpg「New Atlas」より。

■トンボの飛行を人間が操縦できる

 小さなリュックを背負ったトンボが空を飛んでいる? 先日、サイボーグのトンボである「DragonflEye」が発表されて話題を呼んでいる。なんと生きたトンボの飛行を人間がコントロールできるというのである。

 アメリカのチャールズ・スターク・ドレイパー研究所とハワード・ヒューズ医学研究所の合同研究チームが先日、生きたトンボを制御するシステム「DragonflEye」を発表した。光遺伝学(optogenetics)の技術を駆使して、きわめて微細な光化学センサを開発し、それをトンボの神経系統につないだのだ。こうすることで光の刺激によって、トンボの運動神経回路をコントロールすることが可能になるという。つまり、ラジコンヘリやドローンのようにトンボを操縦できるのである。

「『DragonflEye』はこれまでにないまったく新しいタイプの、小型軽量でステルス性能のある超小型航空機です。このシステムは、環境発電、動作検知、アルゴリズム、超小型化技術、そして光遺伝学の境界を押し拡げ、そのすべてを昆虫が背負える小さな“リュック”にまとめあげたものです」と、このプロジェクトを担当する研究員・バイオメディカルエンジニアのジェシー・ウィーラー氏は「New Atlas」で言及している。

 ひょっとするとそう遠くない未来、トンボはおろか蚊やハエまで操縦できるようになって、何らかの目的でそのへんを飛んでいるのが当たり前の世界がくるのかもしれない。もし情報収集が目的だとしたなら、もはや小さな虫でも無視できない!?

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