『ストリートファイター』に高橋名人も! ゲームネタ満載の『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』第5話レビュー

2017.02.03

『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』公式サイトより。

 秋葉原を侵略せんと企む敵との激しい脱がし合いを描いたアニメ『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』。秋葉原の街をリアルに再現し、オタクネタとお色気たっぷりなサービスシーンも満載な本作を、今回も誰にも止められない熱いスピリッツを持ったオタクの目線でレビューしていこう。

 まずは、第5話「負ける要素、なし!」のあらすじをご紹介。アドアーズ秋葉原店でゲームを楽しんでいた伝木凱タモツ(CV:石谷春貴)と妹のにわか(CV:高野麻里佳)だったが、突如にわかが誘拐されてしまう。「妹を返してほしければ『ストリートファイターV』の大会で優勝してみろ」と脅迫状を叩きつけられたタモツは猛特訓を乗り越え、猛者たちが集う大会に挑む!

■カプコン公認でやりたい放題!? 実在プロゲーマーの登場や“ウメハラ”ネタに格ゲーマー大興奮!

 株式会社カプコン公認で対戦格闘ゲーム『ストリートファイターII’TURBO』『ストリートファイターV』の実際のプレイ画面を活用した前代未聞の演出によるストーリーが展開! 格ゲー好きの筆者も大興奮の第5話だったが、まずはいつにも増して濃かったネタの数々からピックアップしていこう!

 まず、冒頭のゲームセンターでタモツが注目した“TVすごろく”はかつて存在したメーカー・データイーストの名(迷)作『トリオ・ザ・パンチ』が元ネタ。そして特訓を終えたタモツの“1秒16連射”はファミコンブームの牽引役となった高橋名人の代名詞だ。かつては名人がスイカに16連射を叩き込み破裂させるCMが実際に公開されていた、由緒ある必殺技である。

 その直後にタモツが言い放った「俺より強いやつに会いに行く」は、シリーズの看板キャラクター・リュウの生き様をも表す『ストリートファイターII』の名キャッチコピー。ゲームをプレイしたことがなくても聞いたことはあるという視聴者も多いのでは?

 ほかにも、逆立ちと炎をともなう高速回転は、ビデオゲームを題材としたすがやみつるによるマンガ『ゲームセンターあらし』(小学館)から、主人公あらしの秘技「月面宙返り(ムーンサルト)」と「炎のコマ火竜紅撃ち」が元ネタだろう。数々のゲームネタを仕込んできた“ガチ”っぷりには、もはや安心感を覚えるレベル。

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング