エロゲーを作っているのに、性知識に乏しい同僚たち=ツンデレ、クーデレ、お嬢様、ロリババアといったヒロインたちに、エロゲー大好きな主人公が性とエロゲー知識を伝えていくという童貞の夢を具現化したような、美少女ゲーム版『SHIROBAKO』……と言ったら明らかに言い過ぎかもしれませんが、とにかく『えろげー! ~Hもゲームも開発三昧~』(CLOCKUP)は2010年に発売された、ゲーム制作会社を舞台にした人気ゲームです。
その人気を反映してか、アニメもこれまで5本も制作されています。今どき5本もOVAがリリースされるのも珍しいですが、そんな人気OVAシリーズから久しぶりに新作が登場、配信開始となったので、6本目の内容を紹介してみたいと思います。
苦労して作ってきたエロゲーは無事発売、売れ行きも良く、慰労を兼ねて温泉宿へ社員旅行に出かけることになった一行――と、お話の導入部、展開はよくあるエロゲーや男性向けアニメのファンディスクやOVAまんまな感じ。ヒロインたちはもう主人公に心を開いていて、エロに誘われたら即OKの状態。原作ゲームにあったキャラの感情線の動きは、全くありません。
肝心のエロのほうはというと、
(1)メガネクールでスレンダー、背が高くて実はエロに積極的な高坂伊織との混浴・お風呂場フェラ~セックス
(2)原作ゲームの公式サイトでも一番最初に紹介、メインヒロイン扱いされることが多い姫乃きさらとのお部屋でシッポリとセックス
(3)ヒロインの中では一番オッパイのでかい藤原桃花のフェラ~パイズリ抜き
(4)きさら2発目。肝試しから流れにのって、野外セックスへ。彼女を拘束したプチSM的なハメハメ。
伊織のメガネなし姿は珍しくてちょっとうれしいし、きさらとのセックスなどは湿度高めでなかなか。特に2発目は野外なのにいいようにいかされまくり、浴衣の帯で拘束してからの高速ピストンはかなりエロいです。
ただし、第4のヒロインで、旅行にも同好しているどう見ても小○生だけど社長という合法ロリ・園野寧々のHシーンがありません。加えて、藤原桃花もパイズリ口内フィニッシュで合体なし……。これは寂しいです。
また、エロOVAで動きが少ないのも無理からぬところですが、セックスシーンぐらいはもう少し頑張っていただきたいところ。背景も一部写真を撮ってきて、それを何かしら処理しているか、トレースしているように見え、キャラとあっていない場面もあります。
そんなわけで一本のOVAとしてはやや厳しい一本です。そもそも原作は“~Hもゲームも開発三昧~”とあるように、各エロシーンは羞恥・露出プレイから緊縛・拘束といったライトSM、フェチもご満悦の脇や足といった部位にこだわったプレイ、こってりとした塗りや演出で、実用性も高いうえにキャラ萌えもできるという、敬意を持って「エロゲー」と呼びたくなるようなゲームでした。
これまでのOVAでは、そんな原作にあったむっちりとした肉付き、ねっちょりとした汗、こってりとした精液といった雰囲気、描写を頑張って再現しようとした心意気が感じられたものですが、今作はちょっとそれが足りなかったというか……。
久しぶりに『えろげー!』のヒロインたちに会える、彼女たちの新規エロシーンを拝めるのはうれしいという、シリーズや原作ファン向けの1作といえそうです。
(文=馬場ゆうすけ)
【視聴はこちらから!】
■『えろげー!Hもゲームも開発三昧 露天のお風呂でいい気持ち◇ 深夜のお外で肝試し◇ 編』
『えろげー!Hもゲームも開発三昧~』エロアニメにあの人気シリーズの最新作が登場! ただしクオリティはちょっと……のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、PCゲーム、ゲーム、エロゲー、美少女ゲーム、CLOCKUP、SHIROBAKO、OVA、エロアニメ、PoRore、ツンデレ、えろげー! ~Hもゲームも開発三昧~の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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