『ドクター・ストレンジ』が今年イチの好スタート! 新作5本ランクインも『君の名は。』『この世界の片隅に』揺るがず【週末映画興行成績】

『ドクター・ストレンジ』が今年イチの好スタート! 新作5本ランクインも『君の名は。』『この世界の片隅に』揺るがず【週末映画興行成績】の画像1『マーベル』公式サイトより。

 1月28日~1月29日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

 今週初登場1位は、『アベンジャーズ』や『キャプテン・アメリカ』シリーズなどで知られるマーベル・スタジオによる新作『ドクター・ストレンジ』。全国350館での公開となり、週末2日間で動員23万7,722人、興収3億9,408万900円を記録した。1月27日の公開から3日間での動員は31万3,354人、興収5億1,393万1,000円と、今年公開された映画の中でも最も高い、なかなかのスタートダッシュを見せた。

 天才外科医であるドクター・ストレンジは交通事故により神の手を失うが、魔術により蘇る。ドクター・ストレンジが過酷な修行によって超人的な力を手に入れ、闇の魔術に立ち向かっていく――という物語。主人公を映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でオスカーにノミネートされたベネディクト・カンバーバッチが演じたことや、2D、3D、4DXでの上映なども行われていることで大きな注目を集めているようだ。

 観客の評判も上々なようで、「Yahoo!映画」のレビューでは3.78点(1月31日現在)と中々の点数がつき、「さすがとしか言いようがない! マーベル作品の中でも上位に入るわ」「CGの神髄を見た……映像がとにかく綺麗で魔術の説得力がハンパない」「3Dで見たが戦闘シーンは幻想的でひたすら感動。映画館で3D以上で見るべき作品」と、絶賛の声が相次いでいる。このまま勢いが衰えなければ、最終的に20億円以上の興収が期待できそう。

 続いて2位につけたのも初登場となる『キセキ -あの日のソビト-』。土日2日間で動員18万2,044人、興収2億3,286万4,600円を記録。松坂桃李と菅田将暉のダブル主演でボーカルグループ「GReeeeN」の楽曲「キセキ」の誕生秘話を描いた同作。上映館は156館と中規模公開ながら上々の滑り出しとなった。

 3位には先週1位に返り咲き、粘り強さを見せている『君の名は。』。新作が続々と公開される中、公開から23週連続で一度も圏外に落ちることなく10位内にランクインしているという事実にはただただ驚かされる。また同作は12月28日よりフランスでの公開も始まり、多くの雑誌に称賛の声が上がっているとか。

 フランスの歴史と権威ある映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ」や、フランスの有名な新聞「ル・モンド」誌なども「君の名は。」について称賛の声をあげており、アジアだけでなくヨーロッパでも評価され、まさに世界的作品になりつつあるようだ。アカデミー賞は残念だったが……。

 4位には初登場、『恋妻家宮本』がランクイン。土日2日間で動員8万5,500人、興収1億500万円を記録。また5位も初登場の『破門 ふたりのヤクビョーガミ』が全国302館の公開で、週末2日間動員8万4,000人、興収1億800万円の成績となった。

 その後、6位に『新宿スワンII』、7位『本能寺ホテル』、8位『沈黙 -サイレンス-』という順位に。そして9位には『この世界の片隅に』が滑り込んだ。これで連続12週連続ランクインとなり、興行収入は17億円を突破!

 日本中で注目を集めている同作には芸能界にもファンが多く、ゴールデンボンバーの歌広場淳などは自身のブログで8回も鑑賞したことを明かし、同作の魅力を「息が出来ないくらい感動」「僕の2016年ベスト作品」と絶賛している。これには「うたひろ見る目あるな~!」「8回は見過ぎ……じゃない! この作品、お金と時間があればこれくらい見に行きたくなる気持ちはわかる」と共感の声が。芸能人の口コミによってさらに一般の観客の足も向くことになりそうだ。今後の数字の伸びからも目が離せない。

 黒澤明の『七人の侍』とハリウッド映画『荒野の七人』をもとに描かれた西部劇『マグニフィセント・セブン』は初登場で10位に。今週は初登場作品が5本とランキングが大きく変動したが、『君の名は。』と『この世界の片隅に』は相変わらずの安定度で、ランク入りを果たしのはさすが。この2作がどれだけ数字を伸ばすのか、また今年一番のスタートダッシュを見せた『ドクター・ストレンジ』が、どこまで粘るのか楽しみにしたい。

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