【朗報】子どもの「ゲームは1日1時間まで」の掟が40分延長されることに!?

 大人の世界のみならず、10代の生活をも席巻しているスマホをはじめとする携帯端末だが、親や教育者にとってどうしても気になるのはデジタル機器に触れる時間がティーンエイジャーの健全な発育にどの程度の影響(主に悪影響)を及ぼしているのかという点だろう。これについて新たな研究が先日報告されている。

【朗報】子どもの「ゲームは1日1時間まで」の掟が40分延長されることに!?の画像1「Psychological Science」の記事より。

■デジタル機器の使用は心身の発育に影響を及ぼさない

 ちょっとした調べものをする際にも、また通勤通学中にニュースをチェックするにも、スマホなどのデジタルデバイスの機器の活用がごく普通のことになっている。そして、これは子どもたちの生活においても例外ではないだろう。それなりの情報に触れようと思えば、デジタル機器は活用が避けられなくなった今、子どもたちはどの程度までなら使っても問題ないのだろうか。

 子どもたちがスマホ、ゲーム機、パソコンを含むデジタル機器を使用することに対して、これまでの研究では傾向としてネガティブなものが多かった感がある。特にビデオゲームについては厳しい見解が多く、児童にビデオゲームが許されるのは“週に1時間程度”という学説も登場している。しかし今日にあっては、ネットニュースをチェックしたりSNSでコミュニケーションを図ったりするだけでも、デジタル機器の使用は簡単に週1時間を越えてしまうだろう。

 デジタル機器の使用にネガティブな学説の数々が、だんだん時代にマッチしなくなってきていると思われる中にあって、英・オックスフォード大学の研究チームがイギリス内の10代の子どもたち12万人以上を対象にして大規模な調査を行なった。調査を分析した結果、デジタル機器の使用時間と青少年の健全な発育に因果関係はほとんどないという。もちろん、あまりにも長時間使用することで悪影響が及ぶが、適切な許容時間は考えられていたよりもずっと長いものであったのだ。

「我々の発見は、青少年の適度な時間内のデジタル機器の使用と、心身の発育には特に有意の関係がないことを示唆しています。適度な時間を超えたレベルになってはじめて多少の悪影響を及ぼすくらいです」と、研究を主導するオックスフォード大学のアンドリュー・プシビルスキ氏は語る。

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