思い通りにいかない人生をどう生きる? ドラマ『東京タラレバ娘』第1話レビュー

思い通りにいかない人生をどう生きる? ドラマ『東京タラレバ娘』第1話レビューの画像1ドラマ『東京タラレバ娘』公式サイトより。

 人生は思い通りになんていかない。

 早くから人生設計を持ち、それに沿って努力を重ねるのも大切かもしれないが、予想外のことが起きた時にうまく立ち回る柔軟性や、道を修正する発想力こそが必要になるだろう。

『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)は、そんな「思い通りにいっていない」女子3人の物語である。

 主人公の倫子(吉高由里子)はアラサーの駆け出し脚本家。高校時代からの親友、香(榮倉奈々)、小雪(大島優子)とともに、居酒屋で女子会をするのが日常となっている。

 ある日、倫子は昔振った男性(鈴木亮平)から「2人で会いたい」と言われる。すわ「告白か?」「プロポーズか?」と沸き立つ3人。

 しかし、彼は別の女の子を好きになったと倫子に告げる。ショックを受け、香、小雪の前で荒れる倫子。その時、店に居合わせた金髪のイケメン(坂口健太郎)に言われてしまう。

「なんの根拠もないタラレバ話で、よくそんなに盛り上がれますね」

 その言葉にショックを受けた3人は、思い通りに行かなかった人生を、なんとか変えようともがき始める。

 相席フレンチに行ってみたり、自分から告白しようとしてみたり。しかし、そのどれもがうまくいかない。打ちのめされた倫子は気付く。

「自分はバッターボックスにも立っていなかった……」

“バッターボックスに立つ”というのはどういうことか。

 それは、何かの目的としっかり向き合い、恥も外聞も捨てて突き進んでいくことではないだろうか。

東京タラレバ娘

東京タラレバ娘

喪女に刺さりまくり

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