どうした!? 『背筋をピン!』、急に2年の時が進む!『ONE PIECE』は休載なのに、サンジのシールが付く「ジャンプ」…

2017.01.23

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2017年8号の表紙と巻頭カラーは、「超人気御礼」の『約束のネバーランド』。表紙&巻頭カラーは、連載を開始した16年15号ぶり。前号の『鬼滅の刃』に続く形で、若手作品が表紙を飾る「ジャンプ」となった。

 今号では「サンジ奪還編」が好評の『ONE PIECE』から、サンジの名場面シールが付録として付いているが、『ONE PIECE』自体は休載。『ONE PIECE』ファンとしては、マンガは休載なのにシールが付いているから、仕方なく「ジャンプ」を買う……という状態になっている。ちなみに、付録のシールにはサンジの手配書にそっくりなデュバルの姿も。

 今回のセンタカラーは、春高編がアツい『ハイキュー!!』と読み切りの『GOLEM HEARTS』、そして「人気急上昇御礼」の『青春兵器ナンバーワン』。『ハイキュー!!』は烏野1年生の私服姿のイラストなのだが、みんなオシャレ! 山口君はチェスターコート、ツッキーはMA-1と、流行りのアイテムを着こなしている。「ジャンプ」といえば、『テ●プリ』『●バス』と、時に“キャラの私服がダサい”と言われるスポーツマンガが多いが……。

「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

 今号の「ジャンプ」で話題なのは、競技ダンスマンガ『背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~』。気づけば今年で2年目を迎える本作だが、まさかの急展開で「打ち切り候補?」との声が上がっている。

 夏の全国大会を終え、前回は打ち上げを開催した鹿高競技ダンス部。引退する3年生が2年生に部長職を引き渡していたりしたのだが、今回はそこから急に2年後へ。世界へ挑む3年生コンビ、2年生も卒業後プロとして活躍、そして主人公の土屋雅春も1年生から3年生へ。部長として部を引っ張っていく姿が描かれていた。突然時を2年も進めるという“駆け足”展開に「打ち切り?」との声がある状態だ。

 だが、掲載順を見ると、『背筋をピン!』は中盤あたりを維持し続けている状態。ちなみに『NARUTO』でも第2部に移行する際、2年半ほど時を進めている。超人気マンガをここで引き合いに出すのはおかしいかもしれないが、時が突然進んだ=打ち切りと考えるのは杞憂……かもしれない?
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング