ちなみに東映以外の関係者も、それぞれ味のあるコメントを残していたそうで……。
「松竹の大角正常務取締役は『一昨年はほとんど松竹で……』と、アピールしてました。『ただ、会社に帰ると、賞はもらうけど儲からないというので非常に怒られました(苦笑)。昨年は儲かる映画をやっていこうということが社の方針でした。たまたま昨年は賞よりもカネという作品をラインナップしたということでございます。次のステップは儲かって賞をもらうということで』と、気炎を上げていました。
一方の角川大映スタジオの小畑良治氏は、『私としては製作の方でやっていきたいというので、製作者の方にも目を向けていきたい』と控え目なコメントでした。
なお、東宝の代表取締役社長も務めたことのある富山省吾プロデューサーは、『東宝は前年はかろうじて(作品賞とアニメーション作品賞)1本ずつだったんです。企画制作の波がちょうど来た年だったのかなと思っております』と、謙虚なものでしたが、“かろうじて”の部分に当たる『海街diary』『バケモノの子』ともに最優秀賞を取っただけに余裕が漂う感じでした」(前出の映画ライター)
『この世界の片隅に』も『君の名は。』も昨年公開された作品が、いまだ劇場でのロングラン上映がされ興行成績をさらに伸ばすという、実写萌芽ではなかなか見ることのできない光景が広がっているが、3月3日の授賞式でどんな扱い方がされるのだろうか? アニメファンならずとも注目といったところだろう。
劇場アニメの隆盛で日本アカデミー賞に動き!? 東宝“1人勝ち”状態に、東映&松竹&角川は“ねぇどんな気持ちだった?”のページです。おたぽるは、アニメ、話題・騒動、特撮、その他、この世界の片隅に、シン・ゴジラ、君の名は。、RADWIMPS、日本アカデミー賞、コトリンゴの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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