ミリオタライター・二木知宏の「武器で見る映画」第5回

マニアックな銃がてんこ盛り! 『バイオハザード:ザ・ファイナル』がミリオタに刺さりすぎな件

マニアックな銃がてんこ盛り! 『バイオハザード:ザ・ファイナル』がミリオタに刺さりすぎな件の画像1『バイオハザード:ザ•ファイナル』公式サイトより

 武器で見る映画第5回は、絶賛公開中の『バイオハザード:ザ・ファイナル』です。言わずもがな原典は、カプコンから発売されたホラーアクションアドベンチャーゲームです。

 銃や鈍器でTウィルスをはじめ各種ウィルスに感染したゾンビやクリーチャーをバンバン倒しつつ、逃げたりする、そんなゲームなわけですけど、ミラ・ジョヴォヴィッチのアクション代表作といっても過言ではないですよね。今作は、ファイナルということで、シリーズの大団円にふさわしい内容となっています。

 そんなバンバン銃をブッ放す映画なわけですから、さぞアクションシーン満載で、武器がわんさか出るだろうと思いきや、今回は今までに比べてアクションも武器も少なめだったように思います。ホラー要素多めで、原作の雰囲気に寄せたということでしょうか。

 まずは、冒頭の戦闘シーンでアリス(ミラ)が敵から逃げるために搭乗するのが、AMゼネラル社の軍用車両ハンヴィーです。ハンヴィーは「HMMWV」と書きます。

「High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle」の頭文字をとって通称“ハンヴィー”です。高機動多用途装輪車両って意味です。軍用車両といえば、やっぱジープが有名ですよね。日本の公道でもよく見かけます。

 しかし、1985年から徐々に、ハンヴィーへと取って代わっていきます。ちなみにジープもハンヴィーも、アメリカ軍に配備されている軍用車両の総称です。なので、特定の一車種の呼称ではありません。

 このハンヴィーを「俺も乗りたいから民間用を造って売ってほしい」と言い出したのが、ハリウッドスターのアーノルド・シュワルツェネッガーで、民間用として生産されたのがハマーです。どこかでこの知識を披露してください。

 続いて、アリスたちの敵のアンブレラ社の兵士が装備しているアサルトライフル、アーセナル「AR-M4SF」。このアーセナルという会社はブルガリアの火器、弾薬、工作機械を製造している会社です。そして、ARシリーズはかの有名な「AK-47」のクローンモデルです。クローンモデルといっても、全く同じというわけではなく、AKの特徴的な木製部分を廃しています。

「AR-M4SF」は、その中でもコンパクト化し、発砲時の光を抑えるフラッシュサプレッサーを装着し、フラッシュサイトやレーザーサイトを内臓できるように改修されているモデルです。現代戦専用ってことですね。

 バイオハザードシリーズが面白いのは、武器がコロコロ変わるのと、はやりの武器をすぐ出すところです。アンブレラ社の特殊部隊や警備兵たちは、過去作品で全く違う武器を装備していました。

マニアックな銃がてんこ盛り! 『バイオハザード:ザ・ファイナル』がミリオタに刺さりすぎな件のページです。おたぽるは、ミリタリーその他の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!