騒動続きの『本能寺ホテル』首位発進! 『君の名は。』と『この世界の片隅に』は驚愕のランクアップ!!【週末映画興行成績】

『君の名は。』と『この世界の片隅に』は驚愕のランクアップ映画『君の名は。』公式サイトより。

 1月14日~1月15日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

 今週1位を獲得したのは初登場の『本能寺ホテル』。14日に全国282館で公開され、2日間で動員16万7,200人、興収2億500万円をあげた。同作は『プリンセストヨトミ』(11年)の制作陣が再集結した作品となっており、前作との興収比は81.7%。年末にはいろいろな話題がネット上を騒がせたし、『プリンセストヨトミ』と制作スタッフを比べると脚本家が変わっているのが気になるところだが、結果的には興収15億円の到達が期待できる好発進となった。

 続く2位には『君の名は。』が先週3位からワンランクアップ。IMAXバージョンの上映が始まったこともあり、21週目にしてさらに絶好調だ。週末2日間の動員は12万5,000人、興収1億7,000万円をあげた。累計興収は232億2,500万円を突破し、興収259億円で国内の歴代興収3位に位置する『アナと雪の女王』(14年)の背中が見えてきた。

 なお、東宝は16日に平成28年3月から11月期の連結決算を発表したのだが、『君の名は。』の大ヒットにより、営業利益は前年度比28.7%増で414億円を記録し、過去最高を更新すという景気のいいニュースも。どこまで数字を伸ばしていくのか、まだまだ勢いは衰えそうにない。

 3位に『バイオハザード:ザ・ファイナル』、そして4位には初登場の『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』がランクイン。同作は動物戦隊ジュウオウジャーと手裏剣戦隊ニンニンジャーがタッグを組み、豪華コラボが実現したヒーロー・アクション。スーパー戦隊シリーズは通算40作目に到達、2,000回放送というWアニバーサリーを迎え、同作はそのトップバッターにふさわしいスタートをきったと言えるだろう。

 その後、5位に『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』が先週1位から4つランクを落としてランクイン、6位に『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』、7位に『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』と続いた。

 8位には『君の名は。』とともに快進撃を続ける『この世界の片隅に』が位置し、なんと10週連続でランクイン。前週の10位から2つもランクを上げ、「ここにきてまだ上に行くのか!?」と驚きの声が噴出している。上映館拡大に加え「2016年第90回キネマ旬報ベスト・テン」で日本映画1位を獲得したことも、さらなる加速に影響しているようだ。

 さらに同作は16日に「第40回日本アカデミー賞」の優秀アニメーション作品賞に選出されており、最優秀作品賞受賞となればさらなる躍進が見込めそう。1月12日に放送された『NHKクローズアップ現代+』(NHK総合)では特集も組まれ、大反響の上がった同作だけに「これは最優秀賞狙えるかも!?」「小規模で公開された同作がアカデミー賞ノミネートされてなんか感動。傑作はちゃんと報われるんだな。どうせなら受賞してほしい!」といった声が。

 また片渕須直監督は自身のTwitter(@katabuchi_sunao)で「どうやら観客動員が100万人を超えた模様」と動員数が大台に乗ったことを報告し「うわぁぁぁ、オメデトウ! ファンとして素直に祝福する!」「10億円、100万人という関門を突破するとはすごい! が、まだまだこの作品はこんなレベルじゃない! 世界目指せる作品」と祝福と激励の声が寄せられている。

 その後、9位に『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、10位に『海賊とよばれた男』がランクイン。今週末には『劇場版 黒執事 Book of the Atlantic』やマーティン・スコセッシが遠藤周作の小説を映画化した『沈黙 -サイレンス-』の公開も控えており、ランキングの変動が予想される。果たして『君の名は。』『この世界の片隅に』が引き続き快進撃を続けるのか、注目していきたい。

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