アクシーズ論争に終止符! “オタク女必見”現役スタイリストに聞く「アクシーズ着こなし法」

 ここでタイトルにも挙げた「スタイリスト」の登場になる。手前味噌で申し訳ないが、出てくるのは引き続き私だ。私の本業はライターだが、個人に向けたスタイリングの仕事もしている。若かりし頃の安住アナウンサーが司会をしていたTBSの情報番組『ジャスト』で、主婦がプロのスタイリストの手によって美しく変身するという「奥様スターに変身」という企画が非常に好きで、あれがどうしても自分でやる側になりたいと、個人に対しスタイリングを行うための技術を、専門学校で軽自動車が買えるくらいの金をかけ習得したのだ。実際スタイリング関連の仕事もしているので安心してほしい。

 個人に対してスタイリングを行う(パーソナルスタイリスト、イメージコンサルタントなどと呼ばれる)仕事をしている人は多く、ネットで探せばこういった仕事をしている人は簡単に見つけられる。流派、団体によって微妙な違いはあるが、おおむねこういった「スタイリング」にはやり方がある。人を以下のようにタイプ分けするのだ。

・女性らしい服装が似合う人
・可愛い服装が似合う人
・カジュアルな服装が似合う人
・きちんとした服装が似合う人
・かっこいい服装が似合う人

 タイプをいくつに分類するか、どうやってタイプ分けするかは流派によって違いがある(3タイプのところもあるし、7タイプ以上のところもある)。例えばひっつめ髪やタートルネックがすっきり似合う女優の深津絵里さんは「きちんとした服装が似合う人」であり、巻き髪にして胸の開いたワンピースが似合う鈴木京香さんは「女性らしい服装が似合う人」だ。脳内で二人の服装や髪型を逆にしたら、鈴木さんはもっさりと、深津さんは無理しているように見えてしまうはずだ。

「高いものを着ているわけでもないのに、なぜかすごくセンスがよく見える」人は、この似合うタイプと本人が一致している。一方で、「がんばっている、お金をかけているのはわかるが、なんだかちぐはぐで痛々しい」人は、似合うタイプを選べていない。ファッション誌を見ても、「かっこいいA美」「愛されB子」のように、モデルでキャラ分けがされているケースが多い。かわいい顔と抜群のスタイルを持つモデルにしたって似合うタイプの服があるのだ。

 なお、若ければ勢いで似合わないタイプも着こなせたりするが、大体25~30歳くらいで、「今まで着こなせていたはずのものが急に似合わなくなる」現象にぶつかる。これは、今まで着こなせていたのではなく、もともと似合わなかったが、若さの勢いで着れていただけだ。逆に言えば、似合うタイプは年齢を重ねるほど見つけやすくなる。

 ここで、「わたしはそんな既存のタイプになんて区切ることなんてできないユニークな存在、私はいわば「わたしタイプ」」などと言い出すと地獄のはじまりだ。「わたしなりのこだわり、遊び心」が入ってしまったゆえに、「あんなんだったら何も考えずユニクロのマネキンの服をそのまま着た方がずっとよかった」ファッションに身を包んでいる人は男女問わずよく見かける。錦織圭選手が遊びで股の間からラケットを出してボールを返したりするが、あれは、基礎をこなした達人だからできる遊びなのであり、素人が同じことをしたら股間にボールが直撃するだけだ。まずは黙って素振りからはじめたい。

axes femme Tote Bag

axes femme Tote Bag

小物から攻めてみるのもいいかも

アクシーズ論争に終止符! “オタク女必見”現役スタイリストに聞く「アクシーズ着こなし法」のページです。おたぽるは、その他ホビーの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!