『この世界の片隅に』11億円突破&『キネ旬』1位の快挙でますます加速の予感!? 【週末映画興行成績】

 大人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』(毎日放送 ほか)で知られる監督:新房昭之×アニメーション制作:シャフトというコンビが長年に渡って展開してきた『<物語>シリーズ』。

 公開館数118館という中規模公開ながら9位に食い込んだのは大健闘と言っていいだろう。観客からは「バトルシーンの迫力ハンパねぇぇ!」「3部作通して見たが素晴らしい充実感……(放心)もう5回は見に行きたい!」「レイトショーで見に行ったがほぼ満席でビックリ。期待以上に面白くて二度ビックリwww」と好評の声が上がるなど、クオリティの高さが伺える。

 10位には『この世界の片隅に』が位置し、9週目にして粘り強くランキング圏内をキープしている。週末2日間で動員5万7,000人、興収7,700万円を記録。スクリーンが公開初週から大幅に拡大したことにより、動員比は先週末と比べて85%増、累計動員数は86万人、累計興収もとうとう11億円を突破するという快挙を成しとげた。

 さらに同作は1月10日に発表された「2016年第90回キネマ旬報ベスト・テン」で、日本映画部門1位、片渕須直監督も監督賞を受賞し2冠に輝いた。同映画賞でアニメ作品が選ばれるのは1988年に公開されたスタジオジブリ作品『となりのトトロ』に次いで28年ぶりとなる(ちなみに第2位は『シン・ゴジラ』)。

 これには世間からも「すげぇぇぇ! かなり小ぢんまりと始まったのにキネ旬で作品賞とか凄まじいな」「いや、この作品の受賞には完全同意。他の作品とは一線を画してた」と納得の声が。また「これまたNHKで取り上げられたりして観客増えるだろ」「この受賞で勢い増しそうだな」と、今後の数字にも影響が出そうだと分析する声も上がっている。

 ますます盛り上がりを見せている『この世界の片隅に』だが、弊害もあるようだ。同作の舞台となった地域への聖地巡礼が盛んとなり、片渕監督は来訪への自粛やマナーをTwitter(@katabuchi_sunao)で呼びかけている。舞台となった旧上長ノ木・畝原・惣付の地域は道も狭く、私有地もあるため問題になりかねないこと、観光地ではないことなどを訴え、実際に現地から「タクシーで乗りつけて来られる例があって危ない」という声も上がっていると説明。

「理由をおくみ取りいただいて、今後はお控えいただけるとありがたいです」と要請している。これには「ファンがヒートアップすると作品の名前に泥を塗ることになるからな~」「おいおい、タクシーで乗り付けるとか残念な事すんなよ、ファンとして悲しいわ」といった声が上がっている。

 これからも数字を伸ばしていきそうな作品だけに、無用なトラブルが起きないよう、ファンにはルールとマナーを守っていただきたいものだ。

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