人気公演の最前列(しかもドセン)という“超良席”なんて、そうそう味わえるものではありませんし、客席で見るよりずっと近い距離で俳優陣のお顔を拝むことができる(ただし、ステージ端にいるキャストは少々遠く映ります)のは、ファンにとっては何よりのご褒美でしょう。また、観劇マナーとして、頭を左右に振ってステージを見ることは後ろの人の妨げとなるため、あまりよくないとされていますが、ここでは一旦忘れて、後方を気にすることなく、ステージを自由に見ることができます。これはVRならではのウレシイところ。
観劇時、推しキャラや俳優の表情をよく見たいがために、オペラグラスを使用して推しの“定点カメラ”になるのも、舞台オタクあるあるだと思いますが、このVR映像では自分が視線を横にずらせばいいだけなので、映像を見て、「そこはウチの子を映してよ!」「なんであそこが映ってないの!(怒)」とヤキモキするようなこともありません。
その他、特典映像として収録されている「キャスト円陣映像」もVRならではの楽しみ方が。通常の円盤であれば、一人ずつカメラに抜かれていき、最後に全体で円陣を組んで……といった形になるかと思いますが、VRだけあって、誰かが挨拶しているときも、横を見ると、ちゃんと他のキャスト陣が待機しているんです。「〇〇くんが話しているとき、〇〇くんはこんな顔しているんだ……」と、ここでも“推し定点カメラ”の人に優しいのです。また、360度、俳優陣がぐるっと自分を囲んでいるような気分を味わうこともできます。
ちなみにこのVR映像、スマホ用のヘッドセットがなくても、専用アプリをダウンロードし、スマホ本体の角度を変えることで視聴可能です。
舞台やミュージカルといった“生もの”は、やはり劇場に見に行って体感することが一番だと思いますが、観劇初心者の人や、最前列という視界良好な“超良席”で、手軽に舞台を楽しみたいという人には、VRはうってつけではないでしょうか。ただ、映像が少々荒いのが残念なことと、たった8分で終わってしまうので、少々物足りない気もしますが……。
観劇初心者にはもってこい!? 舞台版『刀剣乱舞』のVRコンテンツを舞台オタクが視聴してみたのページです。おたぽるは、その他、演劇、刀剣乱舞-ONLINE-、VR、DMM、刀ステ、舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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