ガンダム? エヴァ? ドローン全盛期の真っ只中に開発が進む「搭乗型巨大ロボット」はホンモノか否か!?

■疑惑の声も上がるが今後の続報が待たれる

“ガンダム”や“エヴァ”ファンの夢を叶える搭乗型巨大ロボットの出現が現実味を帯びてきたことになるが、一方でこのMethod-1への疑念の声もあがっている。科学系オンラインジャーナル「Live Science」の記事は、疑わしい視線をMethod-1に注いでいるのだ。

 同メディアは早々とデザイナーのブルガロフ氏に接触を試みているが、彼の口からはHankook Mirae Technologies社の開発チームのエンジニアや科学者の名前が語られないという。また同社CEOへ宛てたメッセージの返事がまだ来ないということである。そもそも、Method-1に関する情報はブルガロフ氏のウェブサイトなどが発信源であり、同社のプレスリリースなどは何もないのだ。

 これらの疑念に対してブルガロフ氏は、本来Method-1はまだお披露目できる段階ではなく、2017年のどこかの時点で正式に発表されることをコメントしている。そして今後、Method-1に関するさらに新しい映像や情報が続々とリリースされることになると語る。

 さらに技術面でも疑わしい点が指摘されており、1.5tもある巨体にしては歩き方がスムーズ過ぎるという声や、撮影された開発現場がきれい過ぎるといった点から、搭乗者や周囲の人間がゴーグルやヘルメットを着用せずにいることなども疑念を生じさせるものであるという。どうやら動画の一部にCGが使われているという疑惑が持ち上がっているようである。そしてそもそも、工事現場や災害復旧現場での作業が目的のロボットが、こうした搭乗型の2足歩行タイプとして開発されていること自体が疑問であるとも指摘している。

 しかしながら素晴らしい仕事であると賞賛する専門家もあり、まるで“エヴァ”のように有線でつないで外部電源で動かすアイディアは現実的であるということだ。確かに限られたエリア内での作業であるならば、ケーブルでつないだ外部電源方式にもアドバンテージがあるのかもしれない。ともあれ、巨大ロボット好きには期待が膨らむMethod-1の今後の続報が大いに気になるところだ。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・New Atlas
http://newatlas.com/vitaly-bulgarov-interview-giant-korean-mech-suit/47100/
・Live Science
http://www.livescience.com/57296-giant-humanoid-robot-video-hoax.html

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