秋本治『こち亀』後、初執筆マンガ『BLACK TIGER』登場! 劇画の雰囲気漂う西部劇ガンアクションが格好良すぎる!!

1612_gj.jpg「グランドジャンプ」No.123(集英社)

 今年9月、「週刊少年ジャンプ42号」で、約40年に渡る『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下、『こち亀』)の超長期連載を一旦終えた、我らが秋本治先生。さすがに少しお休みに入るのだろう……という予想を裏切り、連載終了とともに新作4作を16年冬から「ジャンプ」系各誌に掲載することを発表し、読者・ファンを驚かせたことはまだ記憶に新しいところ。

 その後、いろんな媒体のインタビューに応じたり、TVのバラエティー番組に出演したり、菊池寛賞を受賞したり、ついには12月31日に放送される「第67回NHK紅白歌合戦」のゲスト審査員を務めることが発表されるなど、精力的な活動を見せていた秋本先生。

 その間も執筆は順調に進んでいたようで、予告どおり12月21日、『こち亀』後、初の執筆作『BLACK TIGER』が掲載された「グランドジャンプ」No.123が発売! 気になるその内容を早速紹介してみたい。

『BLACK TIGER』は南北戦争(1861~65年)直後のアメリカが舞台。治安が悪化した南部の治安を守るために“殺しのライセンス”を与えられた、凄腕の女ガンマン、ブラック・ティーガーが賞金首たち、そして謎の敵と対峙する――というのが大まかなあらすじ。

 まるで昭和の時代のような劇画タッチの絵と墨(黒)の多い紙面都と、美女ブラック・ティーガーの取り合わせは思いのほか良い感じ。連載一発目とあって、どのオッサンも濃く格好よく、かなり細かく描き込まれれている。濃いといえば濃いが、考えてみれば『こち亀』もクドいキャラが多かったので、もともとのファンなら気にならないだろう。

 そして何よりも銃撃シーンが格好いい! 特に冒頭の見開きページのコマ割は、まるで西部劇、映画をそのまま切り取ったかのようで実にすごい。またそんなシーンでも、ミリタリー好きな秋本先生だけあって、銃器はどれもしっかり描き込まれているのも、“らしく”てうれしくなってしまう。

グランドジャンプ 2017年 1/10 号 [雑誌]

グランドジャンプ 2017年 1/10 号 [雑誌]

キャプテン翼、ちびしかくちゃん、地獄先生ぬ~べ~も連載中

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