『プリキュア』たちがリアルに触れそうな距離で歌にダンス！　東映アニメの技術を注ぎ込まれた『プリキュア』DMM VR THEATERイベントレポート!!

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　さて、そんな楽しい空間を通り抜けてシアターへ。時間になるとモフルンが司会進行として注意事項を可愛くアナウンス。その途中でリコ（声：堀江由衣）の姉のリズ先生（声：名塚佳織）が声こそ出さないが普段とは違った服で登場と、思わずニヤリとさせられる演出も。『まほプリ』で聴きなじみのある音楽とともにステージの幕が開いていき、2Dのアニメパートから上映スタート。

　この2Dのアニメ部分はオリジナルでそれぞれのキャラクターの日常的な様子が描かれており、リコが強気なことを言いながら手が震えている描写など久々にポンコツな感じが見れて和む。そしていよいよ同劇場が誇る、ホログラフィックを利用し、キャラたちを3次元のように浮かび上がる3Dパートへつながっていく。

こういったスチール写真だと、その良さが伝えづらいのがVRの辛いところ

　いざ、3Dで『まほプリ』キャラたちが現れた瞬間は、「おおっ！」と、思わずうなってしまうほど。いつもTV越しで観ているプリキュアたちが手に触れられそうな距離で、質感を伴ったように3次元で歌って踊りまくってくれる（ように見える）姿は感動の一言！！　とくにキュアフェリーチェってこんなに大人っぽいんだと感じたのは、ここならでは。後半では歴代プリキュアたちも現れたりと、あっという間の楽しい時間だった。

ミラクルペンダント

　なお、入場するときにミラクルペンダントなるものを貸し出してくれるのだが、これがライブに合わせてカラフルな光を放ち、これまた気持ちがアガる。ちなみに、観客が声を出す（絶叫上映のように声を出せる）シーンもいくつか用意されていたので、喉の調子を整えていくのが吉だろう。

　鑑賞中に周りを見渡してみると関係者の大人たちも笑顔であふれている人が多く、『プリキュア』って、子供だけじゃなく大人も笑顔にしてくれるコンテンツだというのをあらためて感じさせてくれるような光景に思わず胸キュン！　しかも、3Dというと映画館などではメガネを装着して楽しむものだが、ここではとくに何もかけずに楽しめるというのは、視界も狭くならないし小さな子どもでも楽しめそうなだけにうれしい仕様だ。

　なお、内覧会では上映前に関係者による挨拶も行われた。株式会社DMM.futureworksの内海洋氏は東映アニメーションとのコラボが『ONE PIECE』に続き第2弾となることや、『まほプリ』のキャッチコピーの“ふたつの世界がいまつながる!”にかけ「プリキュアの世界とバーチャルリアリティーの世界を通じて、現実の世界に舞い降りたプリキュアのみなさんをお楽しみ頂ければ」と、アピール。

　続けて登場した東映アニメーションの庄野ひろみプロデューサーも、「アニメを新たに広げるということで、メガネをかけないで観られるVRシアターに挑戦していこうということで13年大切に育ててきたコンテンツを上映しようという決断になりました。東映アニメーション60年目の節目に2Dや3Dのイベント、新技術を結集したイベントを作れたということは大変にうれしいことだと思います」と、自信みなぎるコメント。

　TVアニメシリーズはいよいよ佳境を迎え、シリアスな話も増えてきている。本編の箸休めや、年末年始の旅行・観光・コミケ帰りなどに、横浜に立ち寄って、東映アニメの技術の結晶と、目の前で踊り歌う（ように見える）プリキュアたちに会ってきてみては。
　（文／ティエリア88）

■『みんなあつまれ！プリキュアフェスティバル　
　　プリキュア ON ミラクル●（●はハート）マジカル☆ステージ』
　・DMM THEATER 公式サイト：http://vr-theater.dmm.com/schedule/precure-vr
　・開催期間：16年12月23日～ 17年1月29日
　　※16年12月31日、17年1月1～3日は休館日
　・開館時間：9時30分〜17時（最終入場 16:00）
　・開演時間10時／11時／12時／13時／14時／15時／16時
　・会場：DMM VR THEATER　神奈川県横浜市西区南幸2丁目1-5
　・チケット
　　大人：1,500円　小人：1,000円　ファミリー（大人1人小人1人）：2,000円

（C）ABC・東映アニメーション

 
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