声優誌レビュー「声優アニメディア」2017年1月号

水樹奈々のバイタリティに脱帽! 77人斬りに富士登山! そして気になる声優誌の“サンタコス”不足…

――昨今の声優人気に伴い、気がつけば声優専門誌も定期・不定期を合わせて10誌以上が刊行されている。そんな“声優誌 群雄割拠”の時代にあって、各誌はどのような記事・企画をとりあげているのだろうか? 主要な声優誌を中心に、目玉記事や気になる企画などを紹介しつつ、各誌の特徴を分析していく――

「声優アニメディア」2017年1月号
出版社…学研パブリッシング
発売日…12月10日(毎月10日発売)
価格……1,278円+税
創刊……2004年

『声優アニメディア』2017年1月号の表紙&巻頭は、ニューアルバムをリリースする水樹奈々。巻頭は30ページで、記事は計1万字超の大ボリューム。水樹本人が語る2016年の7大ニュースは「77人斬り」や「ロボットに乗って歌った」などの仕事関連から、「富士登山」「料理教室通い」といったプライベートまで、公私ともに充実した様子。忙しいなかでも精力的に行動できるバイタリティが、第一線で活躍を続けられる秘密なのかもしれません。

 今号では気になったページが複数あるが、まずは「Actor’s idea Studio」。声優がオリジナル商品を考えるという企画で、当レビューでも2016年7月号の連載第1回について触れている。今号は過去6回の連載を振り返る「特別編」で、これまでに声優が考案したオリジナル商品が紹介されている。

 ただし、どうもこの企画、肝心の「オリジナル商品の告知」が弱いんですよね。誌面では具体的な商品名が記載されないまま、販売サイトのURLを掲載するだけ。そして、サイトに行ってもなかなか商品が見つからず、全体的に詰めの甘さが目立つような気が……。

 まあ、過去に登場した6人がすべて81プロデュース所属というのもあり、必ずしも「声アニ」主導ではないのかもしれない。だが、もう少しおもしろい連載になると思っていただけに少し残念だ。

 続いては、読者投稿ページ「声アニチャンネル」。今号から占いコーナーがスタートし、監修のクレジットには「ナレーター占い師 ぺこぷん」という見慣れない肩書きが。ぺこぷん氏は占い師のようだが、出演番組などを辿っていくと、おそらく俳協所属の女性声優と同一人物のようだ。ぺこぷん氏のツイッターを見る限り、声優活動については触れられていないため、ここで名前を記載するのは控えるが、なんだろう、この「ナレーター占い師」というモヤモヤした肩書きは……。

 さて、そのほかで気になったのは……

久保ユリカ、実家には「誕生日とクリスマス以外はスパゲティを出さない」という謎のルールが存在していた
■メディアミックス作品『ウマ娘 プリティーダービー』の声優陣による新連載がスタート。擬人化ブームはいつまで続くのか……
■ミニマリスト(?)の上田麗奈、最近になって、ようやく冷蔵庫の電源を入れ、中に1本のペットボトルを入れる

……などなど。あと、昨年も書いたような気がしますが、今年の1月号(12月売り)も誌面のクリスマス成分が薄かったですね。新年をまたぐ年越し号ですし、ライバル誌の「声優グランプリ」もクリスマス感はなかったですし、いまどきサンタコスとか流行らないんでしょうか?

 次号が事実上の新年号となり、そちらに注力するからなのかもしれませんが、ここ数年の声優誌のサンタコス不足が気になるのでした。
(文/神楽坂隆)

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