「さすが、えるたそ!」『氷菓』原作の「古典部シリーズ」新作が『ハリー・ポッター』新作を抑えて1位!

1612_kotenbu.jpgアニメ『氷菓』公式サイトより。

 2012年の4月から9月にかけて放送された大人気TVアニメ『氷菓』(TOKYO MXほか)の原作、「古典部シリーズ」の最新刊『いまさら翼といわれても』(作:米澤穂信/KADOKAWA)が11月30日の発売後すぐさま10万部を超えるヒットとなり、文芸書ランキングで『ハリー・ポッターと呪いの子』(作:J.K.ローリング、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーン、翻訳:松岡佑子/静山社)を抑えて1位を獲得するという快挙を成し遂げた。これには「うぉぉぉぉ! えるたその力すげぇぇぇええ!」と大反響が起こっている。

 作者の米澤穂信は2001年に『氷菓』(KADOKAWA)で「第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)」の奨励賞を受賞して作家デビュー。その後14年に発表した『満願』(新潮社)が「このミステリーがすごい!」「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」の国内部門ランキングで1位を獲得、続いて15年に発表した『王とサーカス』(作:米澤穂信/東京創元社)も3つのミステリ・ランキングで1位となり、史上初めて2年連続の3冠に輝いた超人気作家。

 米澤が生み出した『氷菓』をはじめとする『愚者のエンドロール』、『クドリャフカの順番』(いずれもKADOKAWA)といった作品群は、神山高校・古典部を舞台としていることから、「古典部シリーズ」と呼ばれている。「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に」をモットーとする省エネ少年・折木奉太郎が主人公で、高校入学と同時に部員のいない“古典部”に入部。清楚でカワイイ女子高生・千反田えるや友人たちとともにさまざまな謎を推理・解決していくことになるという青春・推理小説シリーズだ。

 同シリーズを原作としたTVアニメ『氷菓』は、ストーリー展開やミステリー要素の面白さもさることながら、京都アニメーションが描く美麗で丁寧な描写、特にヒロイン・千反田えるの可愛らしさで人気を獲得。

“大天使・チタンダエル”“えるたそ”の愛称で親しまれる古典部部長のえるは、好奇心旺盛で物怖じしない名家の娘だ。透き通るような大きな瞳、黒く艶々のロングヘアー、くるくると動く表情に、口癖の「私、気になります」が受け、「えるたそが可愛すぎて生きるのが辛い……」「ああぁぁ~チタンダエル! 俺の嫁!」と熱狂的なファンを生み出した。

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