アニメ専門誌レビュー「アニメディア」2017年1月号

意表をつく、攻めた描き下ろしイラスト満載! でもちょっと読みにくい!? 「アニメディア」17年1月号レビュー

――アニメ専門のニュースサイトも増え、SNSの充実によって製作委員会から直で情報が発信されることも多い今、各アニメ専門誌はどのように記事や作品を取り上げ、作り上げ、それぞれの特色を出しているのか? いわゆるアニメ誌御三家の目玉企画や気になる記事を取り上げ、アニメ業界の波を分析していく――

1612_medeia.jpg「アニメディア」2017年1月号(学研プラス)

■「アニメディア」2017年1月号
出版社:学研プラス
発売日:12月10日(毎月10日発売)
価格:833円+税
創刊:1981年

「アニメディア」の表紙は、いよいよクライマックスが近づいてきた『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』(TOKYO MXほか)。特集記事も15Pを割いて、東方仗助役の小野友樹さん、吉良吉影役の森川智之さん、川尻早人役の佐藤利奈さんへのトリプルインタビューなどの企画を構成しています。

 ちょっと面白かったのが、インタビュー冒頭でいきなり小野さんが「じつは僕、前シリーズ(『スターダストクルセイダース』)でもオーディションを受けていたんですよ。でも結局受からなくて(攻略)」と告白していたところ。ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』(バンダイナムコ)で仗助役を演じていた羽多野渉さんから、アニメでは小野さんに変更となった際には一部でいろいろありましたけど、すっかり仗助役に馴染んだ今からすると、ちょっと意外なエピソードですよね。

 また第1部『ファントムブラッド』から、キャストとして唯一出演しつづけているナレーション役の大川透さんと音響監督の岩浪美和さんとの対談も、目の付け所が面白い企画だと思いました。ベテランはやはり面白い。ただ、この特集がセンター(75P~)にあるんですよね。やっぱり表紙を飾っているアニメの特集が巻頭にないと、ちょっと違和感があるというか……。

 では巻頭には何があるかというと、まずは特番アニメ『おそ松さん おうまでこばなし』(テレビ東京系、12月12日に放送)があった『おそ松さん』の折込ピンナップ。これがですねデカいんですよ、縦は普通に297ミリなんですが、横は800ミリ以上もある。ほぼ4P弱です。で、裏に記事があるわけですね、冨永禎彦プロデューサーのインタビューというか、コメントが掲載されています。続いては『ユーリ!!! On ICE』(テレビ朝日系)特集が4P。

アニメディア 2017年 01 月号 [雑誌]

アニメディア 2017年 01 月号 [雑誌]

時期にあわせた衣装着せるのも、もうアニメディアぐらい

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