「ジャンプ」が初のVR専門誌「ジャンプVR」を発売! マンガ業界にもVRが進出か……!?

「ジャンプ」が初のVR専門誌「ジャンプVR」を発売! マンガ業界にもVRが進出か……!?の画像1「ジャンプVR」紹介サイトより。

 15日、集英社より「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)初のVR専門誌「ジャンプVR」が発売となった。

 その内容はというと、タイトルにもある通り、新たなハードの登場により、大きな成長を遂げている「VR」を紹介するもの。「PlayStation VR」「HTC Vive」「Oculus Rift」などのVRハードと、『暗殺教室 ジャンプフェスタの時間』『DEATH NOTE VR脱出ゲーム』『GANTZ:O_VR』といった「ジャンプ」マンガのVRゲームや、『バイオハザード7 レジデント イービル』『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム』などの人気タイトルまで、約40ものVRコンテンツを紹介している。

 また、9月に40年の長期連載を終えた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(作:秋本治)が1994年にVRをテーマにした「夢のドライブゲームの巻」を特別再録。絵崎教授が開発したVRドライブゲームに熱中するあまり、現実と仮想の区別がつかなくなった両さんが暴走し、サーキット場ではなく、競馬場に乱入してしまうというストーリーだ。過去にはルンバを思わせるような自動掃除機が登場したり、スマホの課金ゲームを思わせるような女の子育成課金ゲームが登場しており、「予言が当たっている」とたびたび話題になってきた秋本氏だが、22年も前に「VR」の登場を予期していたその先見性には、改めて驚かされる。

 その他、声優・徳井青空が描く『徳井青空がゆく!』や、その他「ジャンプ」本誌やアプリ「ジャンプ+」などで活躍するマンガ家たちによるVR解説マンガ、株式会社桜花一門の高橋建滋氏によるコラムなど、「VR」に特化した一冊になっている。

 さらに、特筆すべきは、特別付録に「ジャンプ VR ヘッドマウントディスプレイ」が付いていること。「PlayStation VR」や「HTC Vive」などのハードを持っていなくても、専用アプリ「BotsNew」をインストールし、各ページにあるQRコードをスマホで読み込んでこれを装着することで、実際にプレイしているかのような360度の映像を鑑賞することができるのだ。1,080円(税込)という手軽な価格で仮想空間を体験できるのは、若い読者にとってもうれしいところだろう。

 今回のように、少年マンガ誌が大々的にVRを取り上げるのは、おそらく今回が初めてであり、昨今のVRブームを受けて専門誌を出したのは、「ジャンプ」のみだ。

ジャンプVR (集英社ムック)

ジャンプVR (集英社ムック)

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