『名探偵コナン』スペシャルに登場した「グッジョブ!」な補完シーンで20年に及ぶ遊んでる説を払拭!?

1612_conangj.jpg『名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵』公式サイトより。

 12月9日の『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)で原作者・青山剛昌全面監修のアニメスペシャル『名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵』(読売テレビ系)が放送された。『名探偵コナン』の原点となる第1話「ジェットコースター殺人事件」に、新たなエピソードを加え完全新作としてお披露目。ツッコミどころもあったが、原作ストーリーを上手く補完したシーンも多く、ファンとしては思わず「グッジョブ!」といってしまいたくなるシーンも多数あった。

 まず、ツッコミどころとしては、先日もファンの声を紹介した(記事参照)コナンの世界ではちょっとタブーになりつつある、時系列を明確にしてしまった場面。物語では一年も経っていないのに殺人事件が発生しすぎており、真面目に考えると明らかにおかしい。そのため時間経過はなるべく曖昧にするのが暗黙の了解となっているかのように思えたが、今作では新一が薬を飲まされた後、「2カ月後」という表記が出て灰原哀(大人状態)が工藤家の屋敷を調査する姿が描かれていたのだ。時間を明確にすると矛盾が多く生じてしまいそうで、首を締めてしまいそうだが……。

 しかし、ここからはスタッフを褒めたい「グッジョブ!」シーン。まずは黒の組織のジン&ウォッカコンビのシーン。遊園地での薬の取引で相手がきちんと来ているか確認するためにジェットコースターに乗る、というちょっと変わった方法をとったジンとウォッカ。この行為には長年ファンから、「ジェットコースターから肉眼で取引相手なんか確認できるか」「ジンニキ、ジェットコースター乗りたかっただけだろ」といったツッコミが寄せられていたが、今回なんとウォッカが双眼鏡を持参。アニメ第1話にはなかった取引相手を確認する描写も追加され、視聴者から「ジンの兄貴が乗りたくてジェットコースター乗ってたんじゃないのか……」「ジンとウォッカ、ちゃんと遊園地に仕事に来たんだな」「双眼鏡一個持ってるだけで、20年に及ぶ遊んでる説払拭を果たしたジンの兄貴」との上々な反応が。

 また、ジェットコースターで殺人事件が起き、警察が呼ばれた際、アニメでもマンガでも第1話のジンとウォッカは一刻も早く帰りたいと主張し、警察にビビってる様子を見せていたのだが、今回のアニメの2人は大きなリアクションや慌てた様子は見せず、終始落ち着いた雰囲気を見せていた。「あんなに小物感が漂っていた2人がすごく落ち着いている……」「ジンの小物感が少なくなったのすごくいい」と、これまた現在の不気味な黒の組織の雰囲気に合わせた「グッジョブ!」な補完だ。

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